「あの人に会いたい！直接お話を聞きたい！」
TANOKURA100人展やフリーマガジンTANOKURAを運営するSeedersの下田編集長が、いま会いたいと思う人に話を聞きに行きました。
今回お話を聞いたのは、「QUONチョコレート宇都宮」を運営されている株式会社ウェリノの代表取締役である手塚布士美さん。いただいた名刺に「看護師」と記載されているのも気になる点です。
QUONチョコレート宇都宮 (久遠チョコレート）
栃木県宇都宮市桜２-6‐1
TEL：028‐612‐4731
営業時間：10:30〜19:00
定休日：月曜
https://www.instagram.com/quonchocolate_utsunomiya/
誰もが安心できる居場所を作りたい
-編集長
名刺に代表取締役・看護師とありますね…もともと看護師さんなのですか？
-手塚さん
はい、看護師として長く従事しておりました。大学病院での勤務やさまざまな医療の現場でお仕事をさせていただき、その後は、福祉の仕事をしていました。看護も福祉もとても尊い仕事ではありますが、反面社会の歪みなども感じることが多かったです。
-編集長
なるほど、憧れる仕事が全て思い描く通りではないことは多々ありますものね。その半面、価値や信念をもって続けられる、必要な仕事ではないかと思います。その後にチョコレートのお店というのが意外です。
-手塚さん
そうでしょう（笑）。私たちが作るチョコレートは、高品質です。世界中から厳選したチョコレートに、余計な油は使用せず、ピュアチョコレートを使用しています。そのため、価格も少しお高めではありますが、濃厚なチョコレートでありながら、スッキリとした後味が癖になりますよ。
-手塚さん
QUONチョコレート宇都宮店には、障がい者の就労継続支援B型事業所が併設されています。障がいがあっても、ショコラティエを目指して一般市場に通用するものを作ります。障がいのある方の工賃を上げていくためには、ブランディングされた価値のある商品を提供し、購入していただくことが必要なのです。創業者の【チョコレートで魔法をかける】というコンセプトに惚れ込んで、私たちは作り手も、お客様も、チョコレートで笑顔や幸せが広がる社会を目指しています。
-編集長
素敵ですね。商品の価値が先行、それは一般企業も同じですものね。
-編集長
手塚さんの会社への想いが伝わってきました。これから働き始める方や、看護や福祉に携わりたい方へのアドバイスはありますか？
-手塚さん
今の会社でも、スタッフがお客様との交流で活き活きとするのを見ています。社会において人とつながりがあることは、とても大切だと思いませんか？少しだけ世の中のために働きたい、自分のアイデアで社会を変えたいという気持ちがあれば、ぜひチャレンジしてください。看護の仕事も福祉の仕事も、とても大切な仕事です。けれど、元看護師のチョコレート屋がいることも忘れないでくださいね！
-編集長
昔看護師だったからこその視点、これから福祉を目指す方へのアドバイスなど、いろいろな可能性の広がりを考えることができるお話でした。仕事のキャリアチェンジは、視野を広げることですね。
こぼれ話
今どんなことをしたいですか？とお聞きしたところ、「ひとり旅です！」とお答えになった手塚さん。「自分だけの時間を持ってもチョコレートのことを考えてしまうかもしれませんが、自分がリラックスしていないと良いアイデアも出ないしスタッフもリラックスできないですものね！」とおっしゃっていました。
将来の夢や新しい仕事に出会う「女性のお仕事FES」開催！
TANOKURA vol.43で紹介している「ステキな人の仕事」を実際に体感できるイベントを、2024年7月23日(火)に開催します。
女性のお仕事FESは「将来の夢や新しい仕事」に出会う場です。すぐ働きたい・いつか働きたい方大集合！お子さま連れも大歓迎。当日はプロフィール写真の撮影やフリーで活躍する方のお話、働く仲間を求める企業のブースなど、企画盛りだくさんでお待ちしております。
女性のお仕事FES
開催日時：2024年7月23日(火)11:00〜16:00【雨天の場合は中止もしくは途中中断となることがあります】
開催場所：ライトキューブ宇都宮（大会議室201・202）
〒321-0969 栃木県宇都宮市宮みらい1-20
