こんにちは。TANOKURA編集部です。
家づくりをしようと思ったとき、ほかの方がどんなふうに作っているのか気になりませんか?これからおうちを建てる方も、いつかはおうちがほしいと憧れがある方も、一緒に家づくりのひみつをのぞいてみましょう!
日本の伝統的な建築スタイルである「土間」を、今の時代にあったかたちで取り入れる設計が注目されています。家のなかに土や水で汚れてもいい土足エリアがあると「外でやること」を家のなかでできるようになり、暮らしがうんと楽しくなります。
今回取材したのは、君島建築の広い土間があるモデルハウス。土間の使い方をいろいろと教えていただきました。
観葉植物をたくさん置いて中庭風に
家のなかにグリーンがあると、それだけで心身ともに癒やされますよね。しかし、水やりのときに水をあふれさせてしまったり、土がこぼれたり…汚れやすくなってしまうという難点もあります。その点土間なら、水や土が多少こぼれても気にならないし、掃除もほうきやモップでざっとできるので楽ちん!観葉植物をどんどん置きたくなりますね。
モデルハウスの落ち着いたグレーのタイルに、グリーンが美しく映えてうっとり。窓から入ってくる風で葉がゆらゆらと揺れるのを風鈴の音とともに見るだけでも、涼を感じられるように思います。家のなかにある中庭、と言えるほどだと感じました。
ご近所さんも気軽に立ち寄れる!ソファを置いて語らいの場に
昔の家でも、玄関付近の土間スペースは近所の人たちの語らいの場になっていたといいます。靴を脱がなくていいスペースは、「わざわざリビングにあがるほどの用でもないけれど…」というお客さまにぴったり。ソファを置けば、立派なコミュニティスペースに。玄関で立ち話をするよりずっといいですね。
土間のソファ近くに本を置いておけば、いつもとちょっと違う気分で読書も楽しめそうですね。急なお客さまのときでも、「ちょっと今手が離せないから、そこのソファに掛けて雑誌でも読みながら待っていて!」なんてお願いできる、粋な待合スペースにもなりそうです。
自転車の保管&メンテナンス場所に
最近は、ロードバイクやクロスバイクなど自転車を趣味にする人も多いですよね。高価な自転車を、家の外に置いておくのは不安だというかたもいらっしゃると思います。玄関近くに広めの土間を設計すれば、自転車を家のなかで保管できて安心。メンテナンスをするスペースが取れたら、雨や暑さ寒さに関係なく、快適な環境でゆっくりと作業をできるので、さらによいですね!
子どもたちがはしゃげる場
広めの土間があれば、子どもたちが遊ぶ場所として大活躍!縄跳びや三輪車、ちょっとしたボール遊びもできそうです。猛暑の日中に、家のなかで靴を履いて遊べる場所があったら、子どもたちは大喜びに違いないし、親も安心ですね。君島建築のモデルハウスでは、この広い土間スペースにビニールプールを出して、ヨーヨー釣りをしたこともあるそうです。おうちのなかでビニールプールだなんて、子どもたちにとっては夢のようでしょうね。
モデルハウスの土間はとても広くて、最初は「わが家には無理だな…」と諦めていましたが、土間の活用の仕方を聞いていると、こんなに広くなくてもできそうなことがたくさんあるなと思いました。汚れに寛容になれる、土足のままでいられるスペースが家のなかにあると、こんなにできることが増えるのかと驚きました。これから家を建てる方は、古くて新しい、「土間」を取り入れた設計を検討されてみてはいかがでしょうか?
こちらのおうちについての別の記事が、フリーマガジン「TANOKURA vol.40」に載っています。WEBマガジンでも読むことができるので、ぜひ見てみてくださいね。
君島建築有限会社
栃木県宇都宮市越戸1-9-33
028-661-0502
https://kimi-ken.com/
年間100件の住まい手へ、暮らしのインタビューを行うTANOKURA編集部が「これから家づくりをするならこの工務店と建ててほしい!」と考えるおすすめの栃木の工務店をご紹介します。おうちを建てることに興味を持ったら、こちらもご覧ください!