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リノベするなら!実例に学ぶ施主が知っておくべき5つのポイント

こんにちは。TANOKURA編集部です。

家づくりをしようと思ったとき、ほかの方がどんなふうに作っているのか気になりませんか?これからおうちを建てる方も、いつかはおうちが欲しいと憧れがある方も、一緒に家づくりのひみつをのぞいてみましょう!

オシャレな人たちが注目する、「古い建物をリノベーションして暮らす」という選択肢、皆さんは考えたことはありますか?リノベーションには、古い建物の魅力を生かしつつ、現代の生活に必要な機能や設備を取り入れられる良さがあり、新築にはない趣を味わえます。でも、「リノベーションってよく分からないから不安だな」「憧れるけど…ちょっと敷居が高いな」という風に思われる人も多いかもしれません。

今回は、5年前に築90年を超える元歯科医院の建物にひとめぼれし、リノベーションして住んでいるS様ご夫婦におうちをご案内いただき、満足するリノベ―ションにするために、施主が知っておくとよい5つのポイントをまとめてみました。

point1 建材は可能な限り、どこかで活かす


古い家の魅力のひとつに、レトロなデザインの窓ガラスや建具、経年変化で味わいのある色になった床板などの建材がありますよね。そのままの場所で使えればよいですが、それが難しい場合は、ほかの場所で使ってもらう、という選択肢があります。例えば、こちらの特徴のある波打った窓ガラスは、元々違う場所で使われていたものを、室内窓として再利用したのだそう。


こちらの本棚の棚板も、元は別の場所の床板として使われていた木材を再利用。ちなみに、棚の奥のかわいい壁紙は、施主さんがご自分で貼られたそうです!

間取りの変更などで使われなくなった建材も、このように使いまわせることを知っていれば、お気に入りの窓や建具などを再利用してもらえるよう、建築士さんにお願いできますね!

point2 「新居に部材を合わせてもらう」技術を知っておこう!


こちらの建具は、元は引き戸として使われていたもの。それにぐるっと枠をつけたし、取手をつけて、開き戸として使っています。昔の建具は、現代のものよりも小ぶりなものも多いので、大きさを調節したり、使い方を変えたりできることを知っておけば、使い方の幅が広がりますね!

point3 家具は色味を揃えよう!


リノベーションした家の雰囲気を壊さないよう、インテリアの色に気をつけるのはとても大切!こちらのお宅では、濃い茶色の家具が多く、お知り合いからもペイントしたものをプレゼントされたり、「この色好きでしょ?」と手持ちのものが集まってきたりするのだとか。このゆりかごも、ご近所さんからのお下がりなのだそうです。


リノベーションが完成する前から、古道具屋さんで購入していたというこの時計も、雰囲気にぴったり!建物の魅力をより引き立てる家具がそろっていて、うっとりです。

point4 収納は意識して作ろう!

古い家は、収納が少なかったり、使いづらかったりする場合が多いようです。リノベーション時には、どこになにを収納するか、計画して足してもらえるとよいですね。このおうちでは、造作キッチンにざっくり収納のしやすい棚をつけていました。


食器棚として使っているガラス戸の棚。奥にある扉は、引き出すとキャスターのついた背の高いワゴン型のストッカーになっていて、びっくり!このように、空間をいかに効率的に収納として利用するかは、大切なポイントになってきます。設計時の打ち合わせの際に、収納のことも相談するのを忘れないようにしましょう!

point5 優先順位を決めておこう!


リノベーションは、元の建物を壊してみないと分からないことがあったり、優先順位を決めなければならないことがあったり、決断する場面がたくさんあるのだそうです。例えば、このとてもかわいらしい上げ下げ窓は、構造上断熱性が低いのだそう。そんな場合には、冬はこの部屋が寒くても見た目の「好き」を優先するか、それとも機能性を優先して窓の種類を変えるか、施主が決めなければなりません。

デザイン性?機能性?素材感?決断を迫られたときに、なにを優先するか、事前に夫婦で意見をすり合わせておくと、打ち合わせの度に迷わなくてよさそうです。

 

S様のお話を聞いていると、この家にほれ込んでリノベーションすることを決意したことがひしひしと伝わってきました。

いろいろな工夫がほどこされたS様宅でしたが、リノベーションにおいていちばん大切なのは、「この家に住みたい!」という強い思いなのですね!その思いをかたちにするために、いろいろな相談をしながら一緒に進めていける建築士さん、工務店さんとの出会いがとても大切なのだと、S様のお話を聞いて感じました。

リノベーションを検討されている方はぜひ、今日ご紹介したポイントを建築士さんとの打ち合わせや工事の進め方に役立ててくださいね!

ご紹介したおうちのもうひとつのストーリーはTANOKURA vol.39でご紹介しています。こちらもぜひ手に取って見てくださいね。

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