こんにちは!TANOKURA編集部です。
日々をより健康に過ごすことを考えたら、気をつけることがたくさん…。毎日の食事も、どんなものを食べると体に良いんだろう、と悩むことはありませんか?そこで、天明堂薬局の中山貴央先生に、毎月おすすめの生薬をお聞きすることにしました。
まずは一緒に、生薬の持つ力を知ることから始めてみましょう!
夏は「陽気」が強くなる時期
例年より早い梅雨明けからいきなり猛暑が始まり、早1か月ですね。すでに夏バテの症状を感じる方も多いのではないでしょうか?漢方において、夏は四季の中で最も「陽気」が盛んな季節です。
「陽気」は体や心を行動的にする一方で、気や潤いの消耗を激しくします。夏バテを防ぐためにも、過剰な運動を避けるのはもちろん、食事からも「陽気」を抑えて、潤いを補いましょう。
先生にお聞きしました!8月のおすすめはトマト
今回おすすめする食材はトマトです。トマトの薬膳的な効果は清熱生津(せいねつしょうしん)です。これは、体の中に溜まった熱を冷まし、体液を補うという意味です。それ以外にも、脾(ひ)と胃(い)の働きを良くするため、食欲の低下、吐き気、胃もたれが気になる人にも良いですよ。
食べ合わせで暑さ対策
トマトはそのままをサラダとして食べるのももちろん良いですが、バジルなどと合わせると気の巡りも良くなり、暑さからくるイライラにも効果ありです。ナスと合わせるとナスの清熱作用と相まって、より暑さ対策になりますよ。
暑い夏のランチは、トマトとバジルの冷製パスタなんか良さそうですね!
今回は、夏バテ対策にもなるトマトのお話を教えていただきました。たしかに、みずみずしいトマトを食べると体の熱もひいていく気がしますね。来月も季節にあった生薬をご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
▼天明堂薬局/中山貴央先生
栃木県宇都宮市星が丘2-9-25
028-622-5975
https://www.tenmeido.jp
天明堂薬局では、漢方の視点から体質や体調の改善方法を一緒に考えてくださいます。健康に関するお悩みがある方は、ご相談してみてくださいね。