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教えたくない浅草の喫茶店 vol.2 銀座ブラジル

こんにちは、TANOKURA編集部です。

10月に発行したTANOKURA vol.37の特集は「教えたくない喫茶店」。編集部では、浅草の喫茶店にも取材に行ってきました。ガダゴトと電車に揺られてたどりついた浅草は、古き良き街並みと人々の気配が残る街。誌面では紹介しきれなかったお店の魅力や取材の裏話を、1店舗ずつ紹介していきます。

最新号 | TANOKURA vol.37「教えたくない喫茶店」こんにちは、TANOKURA編集部です! 初秋の涼しい風を感じる季節に、最新号のTANOKURA vol.37が発行されました。今...

元気をくれるちゃきちゃきママさん


ブラジルは、創業70年以上の歴史ある喫茶店。以前は銀座にもお店があったので店名に銀座がついています。入口は細長い階段を上ったところ。喧噪からはずれて、別世界へようこそ。

てきぱきとお店で采配をふるうママさん。「私の場所はずーっとここよ」と笑顔。カウンターのなかにおさまる姿がしっくりきてかっこいいです。お話しているとママさんの元気がどんどん伝わってきてこちらも元気になってくるから不思議。

できたての料理をどうぞ


料理は作り置きなしのできたてを提供。キッチンはガラス張りでオープンになっていて、料理している様子が見えます。こういうところにも、いいものを自信をもってつくっています、という気概を感じます。

代表メニューのフライチキンバスケット。鶏胸肉なのにふわっとした食感に衝撃を受けました。「私の父が、まだ日本でフライドチキンなんかなかったころに、海外でレシピを勉強してきてつくったのよ」とママさん。添えられた野菜とともにパンにはさんで食べたり、チキンに塩をかけて食べたり、いろいろな食べ方を楽しめます。


パンをかむとバターがじゅわっとして幸せな気分。パンに塗るバターも、バター:マーガリンを1:1にすると塩気と油分がちょうどいいのだとか。ロースカツサンドのキャベツも「スライサーでなく包丁で千切りにすると食感がいいのよ」と、とことんこだわってつくっています。

細長くて不思議と居心地のよい店内


おいしいものをたくさん食べてほっとひと息。通りをながめながらぼーっとできる、落ち着く席です。壁にある往年の女優さんのポスターは、実は昔コーヒー豆会社がくれたカレンダーを切り取ったものなのだとか。

そこかしこにお店のこだわりがあるブラジルさん。みなさんも、もし浅草を訪れる機会があったらぜひ行ってみてくださいね。

▼銀座ブラジル
住所:東京都台東区浅草1-28-2 2F
営業時間:9:00~15:30
定休日:水曜日
TEL:03-3841-1473

教えたくない浅草の喫茶店 vol.1 CARIBTANOKURA編集部で浅草の喫茶店へ取材に行ってきました。ガダゴトと電車に揺られてたどりついた浅草は、古き良き街並みと人々の気配が残る街。誌面では紹介しきれなかったお店の魅力や取材の裏話を、1店舗ずつ紹介していきます。...
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