教えたくない浅草の喫茶店

こんにちは、TANOKURA編集部です。

10月に発行したTANOKURA vol.37の特集は「教えたくない喫茶店」。編集部では、浅草の喫茶店にも取材に行ってきました。ガダゴトと電車に揺られてたどりついた浅草は、古き良き街並みと人々の気配が残る街。誌面では紹介しきれなかったお店の魅力や取材の裏話を、1店舗ずつ紹介していきます。

明るい通りに現れるCARIBさん

屋根でおおわれたアーケードを抜けるとあたりがぱっと明るくなり、少し行くと、CARIBさんが見えてきます。最初に視線が釘付けになったのが、窓の植栽。窓際の席は陽射しが暑くて人気がなかったのが、ママさんの植栽で一躍人気ナンバーワンの席になったそうです。景色がいいだけでなく、グリーンで陽射しも和らぎます。

お店のなかはモノトーンで、ステンドグラスも素敵。花の好きなママさんらしく、テーブルにはかわいらしい花が活けてあります。白い壁にあたる席は、写真撮影をする人に人気の席だそう。

忙しくても陽気に手際よく

撮影中も気さくに話しかけてくれるのは、副店長のじゅんこさん。「お客さんと気楽に遊びながら過ごしています（笑）」なんて明るいおしゃべりで、スタッフ一同すっかりファンになりました。気軽なおしゃべりをしながらも、ざくっざくっざくっ。リズムよくパンを切りコーヒーを準備して…手際よくこなしていきます。ほぼ毎日やってくるという陽気な常連さんもいて、今日はママさんと用事があるといって外出していきました。常連さんとの距離がすごく近く感じました。

お酒好きのスタッフChiakiさんが注文したクリームビール。見た目は乙女ですがビールにアイスクリームと生クリームをトッピングしている大人の飲み物です。ビールの種類が選べるので、ほかのお店ではあまり扱いのない「宇宙IPA」というクラフトビールにしてみました。アイスを混ぜると、苦みのあるミルクセーキのような味わいです。