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TANOKURA登山部始めました vol.06 初心者でも楽しい雪山 赤城山へ行きました

こんにちは、TANOKURA編集部のAkikoです。

冬は日光連山の雪化粧がきれいですよね。せっかくの季節、雪山に行きたい!と思っていたら「群馬県の赤城山は初心者向け」との噂を聞きました。赤城山は日本百名山のひとつでもあります。栃木からは車で2時間ほど。霧氷(樹木に氷が付く現象)がきれいらしく、これは行ってみたい!天気予報では、予定日は12m/sほどの強風予報でしたが、まあ風が強かったら引き返そう、と思って行ってみたらほぼ無風でした。終始お天気に恵まれた気持ちのいい山行になりました。

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ビジターセンターからスタート


宇都宮を6時半ごろに出発、高速を使って8時半ぐらいに赤城公園ビジターセンターに到着です。登山口まで少し歩きますが、トイレもあるこちらに今回は駐車させてもらいました(トイレはビジターセンターがオープンする9時~15時45分使用可能)。一番人気の駐車場は、もう少し登山口に近いおのこ駐車場のようです。トイレがあり、2つある登山口どちらにもほど良い距離。ただワカサギ釣りの人たちもいるので、けっこうすぐに満車になってしまうようです。


実は「赤城山」はここら一帯の山々の総称で、「赤城山」という山はありません。代表的な山頂は「黒檜山」となります。黒檜山を目指すメジャーな登山口は黒檜山登山口と駒ケ岳登山口の2つ。今回は黒檜山から駒ケ岳をまわるルートで行こうと、黒檜山登山口から登りました。

さて、ビジターセンターから歩くこと15分ほど。黒檜山登山口に到着です。周りにはアイゼン(靴底に装着する金属製の爪がついた道具)やチェーンスパイク(チェーンの滑り止めがついた靴に装着する道具。アイゼンより軽装備)など、雪山を上るためのアイテムを準備する登山者たちが。なんとなく全体にワクワクした空気が漂っています。

私は昨年購入した4本爪の簡易アイゼンを装着。靴も雪山用ではないものです。だいぶ使い込んでいますね…。本格的なアイゼンや雪山用の靴は費用がかかるので、雪山初心者な私はこの装備です。赤城山では12本爪アイゼンの人もいれば、チェーンスパイクの人もいました。チェーンスパイクの人は下り道で少し不安そうだったので、アイゼンははいた方がいいかもしれないですね。

雪景色にうっとり


登っていきます。雪を踏んでいく感触はやっぱり楽しい!少し登ると景色がひらけて、大沼でワカサギ釣りをする人たちが見えます。山の左手140km先に富士山も見えるとか。


順調に登っていくと、山頂近くで霧氷が見えてきました!さらに登ると、たくさんの霧氷がキラキラ。氷と雪の白、空の青がとにかくきれい。あちらこちらで感動の声が聞こえてきます。


写真を撮る私。サングラス変わりにスノーボード用のゴーグルを着けていきましたが、こんなのしている人はほかにいませんでした。ちょっとはずかしい。


途中、雪だるま(?)や雪ひよこを作っている人もいました。このだるまさん、高崎の駅弁の箱なんですって。今度見かけたら買ってしまいそうです。


山頂までは少し尾根道を行きます。道がきれいすぎて、眺めも良いのでついつい立ち止まって写真撮影。なかなか山頂に着けません(笑)。メルヘンの世界に迷いこんだみたいです。

絶景広がる山頂に到着

11時半ごろ、ようやく山頂に到着。黒檜山ですが、看板は「赤城山」になっています。山頂は広さがありますが、お昼休憩をしている人で賑わっていました。ここも景色が良いのですが、2分先に絶景スポットがあるそうです。行ってみるしかないですね。

また雪に囲まれた小道を歩いていくと、あっという間に絶景スポットに着きました。深い雪をかぶった山々が見えます。山脈のグラデーションといい、冬特有のパキッとした青い空といい、本当に美しいです。雪山の冷えた空気も気持ちよくて、来てよかった!と思いました。

雪景色を楽しみながらお昼ご飯にしましょう。今回はお湯を注ぐだけのカレーメシシーフード味を持ってきました。山専ボトルという保温性の高い水筒にお湯を入れてきたので、それを注いで5分待つだけ。でも寒いのでカレールーが完全に溶けきりませんでした(笑)。雪山ご飯におにぎりを持ってくると凍ってしまうので、パンや大福などがおすすめ。甘いものも本当においしく感じます。おにぎりでもポケットに入れて体温で凍らせない、という方法もあるみたいです。

のんびりしたいところですが、じっとしていると冷えるので、景色を惜しみつつ出発。駒ヶ岳を経由して下山します。稜線歩きが楽しい道でした。

後半は、階段が多めでした。アイゼンだと爪が引っかかるので、少し降りにくかったです。角度も急なので、行く方はお気をつけて。

下山したあとは凍った大沼の上を歩いてアイスバブル探し。アイスバブルは水中のガスが凍る現象で、大沼でもタイミングが良ければ見られます。大きいとクラゲが凍ったみたいでおもしろいのですが、この日は小さいものしか見つかりませんでした、残念。

ビジターセンターまで戻り、カフェでカフェラテを購入。時間があれば、おしゃれな店内でコーヒーでひと休みもおすすめです。おつかれさまでした~。

緑や紅葉とはちがう雪山、いかがでしたか?雪山は楽しいですが、いきなり行くのは危険なので、何回かふつうの山を登ってからトライしてほしい山です!みなさんも雪山に興味が出たらぜひ安全に楽しんでくださいね。

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