こんにちは!TANOKURA編集部です。
暑い夏も過ぎ、秋の気配が感じられるようになってきました。1日のなかの寒暖差も少しずつ大きくなって、体も疲れを感じるころです。お腹の不調を感じたときに気をつけるといいことなど、腸セラピスト”めぐり∞めぐる”さんに、腸にまつわる疑問に答えていただきました!
お腹の不調を感じたときにおすすめの食べもの・気をつけると良いことなど教えてください
胃腸の不調の原因のほとんどは、オーバーワークによるものだと言われています。3食+おやつも食べることが多い方は、腸内が大忙し。人間の生活に例えると、このようなことが起こっています。
月〜金曜日 9〜18時。社員100名で行う消化・吸収・排泄の仕事。そこへ、肉や揚げもの+デザートを3回食べることで仕事量が増えてしまい、21時までの残業や休日出勤。
辞める社員も出てしまい、パフォーマンスが落ちて消化・吸収に時間がかかることで「便秘」。疲弊した社員が出てきて、必要な栄養が吸収されないまま短時間で排出されるので「下痢」に。しっかりと空腹を感じてから食べることで通常勤務に戻り、パフォーマンス力がアップして元気な胃腸へ。
東洋医学では12〜20時が摂取の時間とされ、この間に消化の速い果物→野菜→炭水化物(ごはん)→タンパク質(肉・魚など)から食べることで腸内がリセットされ、排出の時間とされる午前中にスッキリ排便へとつながります。
実は、胃腸を休ませたあとが大切。腸を助ける食養生として、消化を促す大根と悪玉菌を抑える梅干しを使った”梅流し”をオススメします。
梅流しのレシピ
材料
大根 1/2本 1kgくらい
梅干し 2〜3個
昆布 70g(出汁パックも可)
作り方
① たっぷりの水と昆布の入った鍋に、皮ごと1cm幅の輪切り大根を煮る
② 大根がやわらかくなったら火を止め、梅干しをちぎって入れてできあがり
③ 汁を飲んでから大根と梅干しをたべる。
大根はブラシ、梅干しが洗剤となり腸をきれいにしてくれます。また、大根は肺を潤す白い食材。秋の空気は肺を乾燥させ、腸まで影響すると言われています。
特に、コロコロうさぎのうんちの方はぜひ作ってみてください。乾燥の季節に取り入れてほしい腸活の1つです。
市販の乳酸菌商品を摂取しても実感が湧かないのですが、効果があるのでしょうか?
市販の乳酸菌商品は、手に取りやすいキャッチコピーで私たちを誘惑してきます。原材料を見ていただくと、一番最初に書かれているものが砂糖や果糖ぶどう糖液糖。果糖ぶどう糖液糖とは血糖値が急上昇する甘味料で砂糖よりも安いため、菓子パンや調味料など身近な食品に広く使用されています。
前回の記事で触れた、もれ腸の原因がたっぷり。量にして角砂糖4個分と言われます。よかれと思って摂取するものには裏があり、楽して健康を手に入れたい欲に訴えかけてきます。
自分に必要な菌をいろいろな食べもののなかから探し出すこと、腸活をうたう商品を買う予算で、発酵した本物の調味料へ変えること。地味ですが、これが一番の腸活になります。
お話を聞いた めぐり∞めぐるさんとは
『下剤を使わずに排便できないだろうか?』
介護福祉士として働くなかで、頭にあった疑問が腸もみと出会い、溜めない・出せる身体づくりサポートができる腸セラピストとして8年。
自宅でのサロンワークの他に、腸もみの疑問や大切さをお伝えできたらと、イベントで腸もみ体験や麹三兄弟ワークショップ・無添加ランチ会、インスタグラムにてご自宅でできる腸活法などを発信しています。
腸もみサロン めぐり∞めぐる
栃木県鹿沼市にある 女性限定サロン
営業時間:9:00〜21:00
定休日:水
https://meguri23meguru.amebaownd.com/
Instagram @meguri8meguru