COLUMN

12月のおすすめ生薬-乾姜(かんきょう)-

こんにちは!TANOKURA編集部です。

日々をより健康に過ごすことを考えたら、気をつけることがたくさん…。毎日の食事も、どんなものを食べると体に良いんだろう、と悩むことはありませんか?そこで、天明堂薬局の中山貴央先生に、毎月おすすめの生薬をお聞きすることにしました。

まずは一緒に、生薬の持つ力を知ることから始めてみましょう!

冷え性の人には辛い12月


12月に入り底冷えを感じる日も増えてきましたね。冷え性体質の人にとっては辛い季節の始まりと言えます。冷え性と聞くと女性が多い印象がありますが、近年では男性の冷え性相談も増えてきています。運動不足や在宅ワークの影響かもしれませんね。

先生にお聞きしました!12月のおすすめは乾姜(かんきょう)


体を芯から温めたい、そんなかたにおすすめしたい生薬が乾姜(かんきょう)です。乾姜とは生姜を蒸して乾燥させたもの。一般的な生姜もお腹を温める効果がありますが、食欲増進や吐き気止めなどの効果のほうが強い印象です。対して乾姜は体を温める力がさらに強く、冷え性を改善する目的であれば生姜よりも優れています。冷え性予防に生姜を、冷え性改善に乾姜を、と使い分けても良いでしょう。

飲み物で取り入れやすい


おすすめの取り入れ方は「乾姜紅茶」です。紅茶に乾姜を入れるだけでとても簡単、黒砂糖などで甘味を足すと、体を温める力がさらにアップします。


その他にもお鍋などに少し入れると乾姜の独特な香りがおいしさを引き立て、味がワンランクアップします。ただし、乾姜は温める力が強いため、妊娠中の方は服用を控えたほうが良いので注意しましょう。

乾姜は比較的安価で使い勝手が良いため、誰でも簡単にお試しできます。今年の冷え性体質改善にぜひ乾姜をお試しください。

今回は、冷える季節に体を温めてくれる生薬を教えていただきました。冷えは健康の大敵、ぜひ生薬を取り入れて体を内側から温めてください。

▼天明堂薬局/中山貴央先生
栃木県宇都宮市星が丘2-9-25
028-622-5975
https://www.tenmeido.jp

天明堂薬局では、漢方の視点から体質や体調の改善方法を一緒に考えてくださいます。健康に関するお悩みがある方は、ご相談してみてくださいね。

1月から始まった「おすすめ生薬」ですが、残念ながら今月でおしまいです。中山先生に一年間、毎月その季節にあった生薬を教えていただきました。これからもぜひ記事を参考にして生薬を日常に取り入れてみてください。

11月のおすすめ生薬-麦門冬(ばくもんどう)-乾燥する11月、おすすめの生薬を天明堂薬局の中山先生に教えてもらいました。...
あなたにオススメの記事