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土間リビングのススメ~新しい土間の使い方~

こんにちは。TANOKURA編集部です。

家づくりをしようと思ったとき、ほかの方がどんなふうに作っているのか気になりませんか?これからおうちを建てる方も、いつかはおうちが欲しいと憧れがある方も、一緒に家づくりのひみつをのぞいてみましょう!

3回目となる「知味さんの 家族の景色をたずねて」は、伴工務店の伴 知味(ともみ)さんが、伴工務店でおうちを建てたOBさんのお宅におじゃまして、実際に暮らしてみてからの感想をうかがうシリーズです。今回訪れたのは、お引き渡しして6年になる、フォトグラファー アラタケンジさんのお宅です。

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こんにちは、伴 知味です。今回うかがったアラタさんのおうちでとても印象的なのは、玄関ドアを開けてすぐの広い土間。この土間は、いわゆる「玄関の土間スペース」ではなく、ソファやテレビが置かれ、セカンドリビングのように使われています。

これは新しい土間の使い方だと感じたので、今回はこの広い土間を希望された奥さまにいろいろとおうかがいしたことをご紹介します。これから家づくりをされる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アラタさん宅に習う 土間リビングの作り方

今回ご紹介する土間リビングは、玄関ドアを入ってすぐの三和土とは異なり、そこから仕上げと床高をほんの少し変えた「靴を脱いで過ごすスペース」です。そこにモルタルを使うという発想がまず新しいですよね。

この土間リビングからさらに床高が変わり、杉の無垢床のリビングダイニングへと続きます。続きの空間なのに、床材の素材と床高が変わると、違う空間のように感じるから不思議です。

奥さまは海外のインテリアに憧れて、家を建てるなら広い土間は絶対に欲しい!と思ってリクエストされたそう。確かに、土間にオシャレなラグや座り心地のよさそうなソファ、大きなグリーンが置かれているさまは、海外のインテリア雑誌に出てきそうな風景です。

モルタル仕上げのメンテナンスは?

床がモルタルだと、靴を脱いで過ごすスペースであっても、汚れに大らかでいられるのがいいところ。モルタルには汚れ防止のコーティングをしているので、雑巾で普通に水拭きができ、特別なメンテナンスは必要ありません。娘さんは、この土間リビングで縄跳びをすることもあるそうです。土間リビングなら、それもOK!という気分になりますね。

モルタルって冷たくないのかな?と思って手で触れてみましたが、薪ストーブのじんわりとした温かさが伝わり、はだしで歩いても問題ない温度でした。奥さま曰く、夏はひんやりと涼しく、冬も冷たくはならないそうです。モルタルの床の難点としてひとつだけ考えられるのは、「割れ物を落としたら粉々に割れること」。それだけは気を付けた方がよさそうですね。

観葉植物でジャングルみたいにしたい!

奥さまには「この土間リビングにグリーンをたくさん置いて、ジャングルみたいにしたい」という夢があるそうです。今も、背の高いグリーンや花瓶に挿した花が置かれ、とてもすてきですが、鉢植えを天井からつるすなどして、もっと緑を増やしたいと思っているのだとか。

無垢の木で仕上げられた勾配天井が美しいこのお宅。たしかに、天井付近にもたくさんグリーンがあると、天井の無垢の木の色に葉の色が映えそうです。土間だと、グリーンの土や落ち葉、水やりのときなどに少々汚れても大らかでいられるので、ジャングル化計画も遠慮なく進められそうですね。

薪ストーブのある暮らしに土間リビングは◎

この土間リビングの主役とも言える薪ストーブは、ご主人の強い要望で設置が決まりました。通常、薪ストーブの周りだけ土間にすることが一般的ですが、土間リビングだと部屋の一角に直接設置できるので、インテリアにより溶け込んでいるように感じます。

ただ、薪ストーブの周りはどうしても灰や木くずで汚れるので、小さなほうきでこまめに掃いたり、掃除機を使ったりして掃除をしているそうです。少しだけ段差をつけてもよかったかな、と奥さまはおっしゃっていました。同じモルタルの仕上げでも、特に汚れやすいところは床高を一段下げるという工夫もよさそうですね。

新しい土間の使い方、「土間リビング」についていろいろな角度から教えていただきましたが、いかがでしたか?

かつての日本家屋には当然のようにあった「土間」を、今の暮らしにカスタマイズし、家族のくつろぎの場として使われている様子は、とてもすてきですよね。このように、仕上げの素材や床高の工夫で空間の使い方が変わってくるというのは、これから家を建てようと思われる方にはいいヒントになるのでは?と思い、ご紹介しました。

土間リビングが気になる方は、ぜひ設計士さんに相談してみてくださいね!

伴工務店
https://www.ban-k.jp
Instagram:@ban_k_tochigi
栃木県宇都宮市飯田町481
TEL.028-648-7326

こちらのおうちについての別の記事が、フリーマガジンTANOKURA vol.43に載っています。WEBマガジンにも掲載しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

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