こんにちは!TANOKURA編集部です。
TANOKURA vol.43の特集「リノベしてみる?」では、今あるものから憧れの家にするためにどんなことができるだろう、とリノベーションの可能性について取材しました。編集部が取材したのは、建築士の丸山有紀さんのご自宅。ご自身がリノベーションを手掛けたご自宅を見せていただきながら、有紀さんのリノベーションの心得をお聞きしました。今回は、予算のかけ方に強弱をつけた、玄関とこだわったところについてご紹介します。
なくていいもの、こだわるべきもの
「建具はコストがかさむので、必要最低限にしました。私は布が好きなので、必要なところはカーテンで目隠しをしたり、冷気を防いだりしています」と教えてくれた有紀さん。例えば玄関にあったユニットの靴箱は外して、オープン棚を設置。取り出しやすいし、色とりどりの靴も、インテリアの一部になっています。そのほか、床のフローリングははがさずに、その上に下地を貼り、タイルカーペットを敷き詰めることで、工事費用を削減。
「その代わり、ドアノブやスイッチプレート、幅木など、ディテールには妥協しませんでした」とおっしゃるように、細かいところにこだわられたからこそ、インテリアの完成度がぐんとアップするのですね!なくてもいいものはなくす、その代わりにこだわるところにかけるお金は惜しまない。その強弱を意識することが大切です。
こだわりポイント
↑サイズの問題でロールカーペットが使えなかったことから、50センチ×50センチのタイルカーペットを敷き詰めることに。万が一とれない汚れがついても、部分だけ変えられるというメリットも。
↑ユーティリティの入り口にカーテンレールをつけ、買ってきた布を縫って吊るす。普段は開けておけるので、出入りがラクなのもカーテンのいいところ。
↑ドアノブやスイッチプレートなどの金物も、黒・白・グレーに統一。「細かいところもいちいちかわいい」を大切にしている。
↑有紀さんの部屋のキャビネットは、前の家では食器棚として使っていたお母さまの嫁入り道具。気に入ったものは場所を変えて長く使うのが有紀さん流。
次回は、「リノベ成功の秘訣は”全体美” ディテール編」をご紹介します。
特集リアルイベント「DIY DEPO」の開催決定!
2024年4月発行のTANOKURA vol.43の特集「リノベしてみる?」を実際に体感できるイベントを、2024年6月23日(日)に開催します。リフォームやDIY、施工会社など体験も相談もできるブースが集結する楽しいイベントです!DIYをもっと楽しく、もっと身近に。ここでしかできない体験を味わってください。
DIY DEPO
開催日時:2024年6月23日(日)10:00〜16:00【雨天の場合は中止もしくは途中中断となることがあります】
開催場所:SOU LABO (白石物産(株)敷地内)
〒322-0026 栃木県鹿沼市茂呂2627-1