こんにちは!TANOKURA編集部です。
日々をより健康に過ごすことを考えたら、気をつけることがたくさん…。毎日の食事も、どんなものを食べると体に良いんだろう、と悩むことはありませんか?そこで、天明堂薬局の中山貴央先生に、毎月おすすめの生薬をお聞きすることにしました。
まずは一緒に、生薬の持つ力を知ることから始めてみましょう!
先生にお聞きしました!今月のおすすめは「鹿茸」
自分自身が元気に過ごすのはもちろん、両親や夫、兄弟など、身近な家族にも元気でいて欲しいですよね。更年期障害というと女性のトラブルをイメージする人も多いですが、実は男性のなかにも更年期障害に悩んでいる方がいます。
男性の更年期障害とは、男性ホルモンが低下することにより起こるトラブルの事です。男性ホルモンは漢方の世界では『陰陽』のうち、『陽』に属します。『陽』の特徴は温かく、行動的で、上昇、積極的、太陽、日中、明るい、などが挙げられます。
つまり、男性ホルモンの低下=陽の低下、となり、心身ともに消極的で気分が落ち込み、暗くなってしまうのです。「若いころはもっと元気だったのに…」そんな声が聞こえてくるのが、男性の更年期障害ということですね。
そんな男性の更年期障害を改善する漢方薬には、動物性の生薬が多く含まれます。動物性生薬にもさまざまな種類がありますが、一般的によく使われる生薬が『鹿茸』です。鹿茸は字のごとく『鹿の雄のまだ角化していない幼角』のことです。
鹿茸を取り入れるには
鹿茸は陽を補う力に優れ、特に腎(生殖や生命力に関わる臓)の陽を高めます。『益精血』の働きもあるため、精を補うドリンク剤や漢方薬に配合されていることが多いです。一度に大量に服用せず、少量から始めてくださいね。
人生100年時代と言われています。加齢を避けることはできませんが、老化を穏やかにさせることは可能です。運動、食事、睡眠などの質を高めると同時に、生薬でサポートすることも良さそうですね。更年期でお悩みの方は、
今回は、男性の更年期のお悩みを解決する「鹿茸」について教えていただきました。来月も季節にあった生薬をご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
▼天明堂薬局/中山貴央先生
栃木県宇都宮市星が丘2-9-25
028-622-5975
https://www.tenmeido.jp
天明堂薬局では、漢方の視点から体質や体調の改善方法を一緒に考えてくださいます。健康に関するお悩みがある方は、ご相談してみてくださいね。