こんにちは!TANOKURA編集部です。
日々をより健康に過ごすことを考えたら、気をつけることがたくさん…。毎日の食事も、どんなものを食べると体に良いんだろう、と悩むことはありませんか?そこで、天明堂薬局の中山貴央先生に、毎月おすすめの生薬をお聞きすることにしました。
まずは一緒に、身近な食べものの持つ力を知ることから始めてみましょう!
先生にお聞きしました!今月のおすすめは「クコ(枸杞)の実」
2月は立春。暦のうえでは春の始まりです。漢方では、春になると五臓のうちの「肝」の働きが乱れると考えられています。肝が乱れると眼精疲労、精神的な不安定、筋肉のこわばりなどが目立つようになります。
さらに、これから春にかけて職場や人付き合いの環境が変化することも多い季節。漢方における「怒」すなわちストレスも、肝の働きを悪くする要因となります。
クコの実にはその肝の働きをよくする効果があるため、今の季節におすすめです。
おすすめの食べ方
クコの実は杏仁豆腐のイメージが強いですが、そのまま食すこともできます。スムージーの具材としても良いですね。しかし、食べすぎると胃もたれや下痢を起こすことがあるので、胃腸の弱い方は注意が必要です。
私が試したなかでは、クコの実のブランデー漬けがおいしかったです。クコの実をブランデーと氷砂糖に漬けるだけで、簡単に作れます。食後のデザートとして少し食べると良いでしょう。
今回は、「肝」の働きを助けるクコの実を教えていただきました。来月も季節にあった生薬をご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
▼天明堂薬局/中山貴央先生
栃木県宇都宮市星が丘2-9-25
028-622-5975
https://www.tenmeido.jp
天明堂薬局では、漢方の視点から体質や体調の改善方法を一緒に考えてくださいます。健康に関するお悩みがある方は、ぜひご相談してみてくださいね。