こんにちは、TANOKURA編集部です。
2026年1月発行のTANOKURA vol.50の特集は「タイニーハウス」。タイニーハウスとは、とても小さな家のこと。家の中におこもりスペースが欲しい、という読者の声をきっかけに、大人も子どもこもりたい、すっぽり包まれてちょっと安心できる場所、そんな小さな家を大工さんと一緒につくりました。
図面から相談
一度自分たちでも図面をひいてみたものの、これで合っているか不安です。大工さんに見てもらうと「がんばったね。でもこれだと三角屋根のおうちにならないよ」と言われてしまいました。
大工さんにデザインやサイズを相談し、きちんと図面を書いてもらいました。自分たちで書いた図面が右、大工さんに書いてもらった図面が左です。家は設計図がしっかりしていてこそですね!
大工仕事も体験させてもらいました


最後の仕上げに釘を打ち、ウッドパテで釘の跡を隠す作業をやらせてもらいました。釘はドリルで打ちますが、最初は緊張してゆっくりとしかドリルを回せない!慣れてきたらスピードアップできました。
電動ノコギリで板を切る体験もさせてもらいました。意外と刃を前に進められず、なかなか切れません。素早くきれいにカットする大工さんはやっぱりすごい。
2棟のタイニーハウスができました
少し背が高いものと、背が低いものと、タイニーハウスが2棟できあがりました。無垢材そのままの姿も素朴でかわいいです。
試しに座ってみたら、木の香りとほんのり包まれる感じが落ち着きます。周囲の雑音もけっこうかき消されて、静かな空間に驚きました。ゆっくり本を読んだりお茶を飲んだり、リラックスして過ごしたいなと思いました。
プロのこだわりポイント
屋根の合わせはぴったり中心であわさっています。片方の屋根に片方を乗せるほうが作り方は簡単ですが、やはり見た目の美しさと強度が違います。
背面は的確なサイズにカットして後ろからはめているんです。大きな木槌でどんどんと叩いてはめなければ入らないほどに、ぴったりのサイズです。はめるのではなく、屋根の上から張ると簡単なのですが、もたれかかったときの強度が弱くなります。大工さんの綿密な設計図と技術があってこそですね。
全体にやすりをかけて手触りもよくしています。木のケバ立ちやひっかかりがなく、触っても座ってもちくちくしない、気持ちがいいタイニーハウスです。
次はよりオリジナルに、着彩や装飾をしていきますよ。どんな風に仕上がるか、楽しみにしていてくださいね。
TANOKURAくらしのマルシェで展示・販売します!
今回制作の「タイニーハウス」は、2026年1月24日(土)開催のイベント「TANOKURAくらしのマルシェ」で販売します。2棟限定で、当日その場でお持ち帰るいただける方のみになります。ぜひ実際のタイニーハウスを見にきてくださいね。












