こんにちは、TANOKURA編集部です。
2025年10月発行のTANOKURA vol.49の特集は「大人の電車旅」。電車に乗って栃木市へショートトリップしてきました。ひとり旅は食べ物、買い物が多くなりがちですが、お香専門店の蘭と月さんではお香づくりの貴重な体験をしてきました。

栃木市のお香専門店 蘭と月さんへ

栃木市の街中に美しい欄間の飾りが印象的な建物。栃木県の伝統工芸士・樋口喜巳さんが作るお香を扱う、蘭と月さんです。お香づくりは不定期開催。予約をしてうかがいました。

数種類のお香を組み合わせて、好みの香りをつくります。ひとつ一つのお香の香りと名前を丁寧に教えてもらいました。説明を聞いている間も、良い香りが漂ってきて癒やされます。香りは2種類つくれるそうなので、よく考えたいと思います。
癒やされる匂い香づくり

1.まず好きな和紙を2種類選び、袋を折ります。この和紙は栃木市の手塚紙店のもの。丈夫なのでしっかり力を込めて折りました。折れたらのりづけをして乾かしておきます。


2.香りを選んで、はかります。甘め、スパイシー、華やかなどお香の香りをたしかめながら組み合わせを考えて、全部で3gになるように選びます。悩むけれど楽しい時間です。
ひとつは辛みのある「沈香」とクチナシをイメージした甘めの「真白」を合わせて、スパイシー強めななかに、ちょっぴり甘さをプラスしてみました。もうひとつは「白檀」「金木犀」「ローズ」を合わせて、甘さとリフレッシュ、秋らしさをイメージしました。

3.お香を乳鉢に入れて細かく砕きます。意外と固くてなかなか砕けません。ある程度小さくできたら、棒でさらに細かくすりつぶすようにしていきます。

4.先に作っておいた和紙の袋に入れて、袋の口をのりでとめたら完成です。2,3日すると香りが袋になじんで、良い香りがしてくるそうです。枕元に置いて安眠のお供にしようかなと楽しみです。
TANOKURAオリジナルお香をつくります!

蘭と月さんで香りの奥深さと魅力を知った編集部。このたび、蘭と月さんにご協力いただき、オリジナルお香「asagiri」をつくることになりました!オリジナルお香は12月7日にバンバ広場で行うイベントX’mas MARKET vol.4で販売いたします。冬の凛として澄んだ空気をイメージした香りです。ぜひ、実際の香りを感じにいらしてくださいね。
(※写真は開発途中のイメージです。)
▼蘭と月
栃木県栃木市万町3-22
10:00~17:00
定休日 月曜日
@rantotsuki.tochigi

