こんにちは!TANOKURA編集部です。
「栃木県宇都宮市で書道教室をオープンして3年目、トイレの壁についた墨がだいぶ目立つようになり、なんとかしたいんです。」と、今回ご相談いただいたのは啓桜書道教室を主催している小野崎啓太さん。話を聞くと、書道教室にはお子さまが100名ほど通われており、どうしても墨がついたままトイレに行ってしまう子や上手にトイレができない子もいるそうで、頭を抱えていらっしゃるようでした。
「まずは綺麗に、加えて自分でもメンテナンスできるように、トイレの壁のリフォームをしたいんですけど、どうにかできませんか?」
それなら、栃木県にある塗装のプロ坂本塗装さんにお願いしてみましょう!きっと内装のお悩みを解決してくれるはず!啓桜書道教室のトイレの壁のリフォームの様子を、打ち合わせから当日の塗装作業までレポートします。
リフォームの打ち合わせ
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まずはどんな壁にしたいか、どんな色がいいかなど要望を聞きます。壁の汚れを目立ちにくく、そしてにおいが気にならないようにしたいとのリクエストから、坂本塗装さんが提案したのは「アレスシックイ」という塗料。この塗料がとても優秀で、抗菌作用など嬉しい効果があるのだそう。
塗料が決まったら、たくさんの色見本のなかから希望の色を探します。色見本をざざっと見て、「これがいいかな、暗すぎなくて良さそう」と何色か選びました。
ここでさすがプロだなと感じたのが、「素敵な色ですが、全面に塗るとかなり暗くなって落ち着いた印象になります。トイレが怖いと感じるお子さまもいるかもしれません。この色なら、全面ではなく一面だけにするのはいかがでしょうか?」とアドバイスをしていたところ。意見を取り入れつつ、しっかりこちらの事情も考えてくれるんだ、と感動しました。
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候補の色が決まったら、壁に塗ったときの色味を見るために、塗り板を用意してもらいました。色見本で確認するよりも、塗り板を見ると色のイメージがより一層しやすくなります。さらに塗り板に墨の汚れをつけ、どの色が目立ちにくいかを実際にみせてもらいました。なるほど、墨の汚れがつくとこんなふうになるんだ、と色を決めるときの参考になりました。
塗装スタート!養生する
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最初に塗料を塗らないところに塗料がついてしまわないように、マスキングテープやマスカーで養生をします。この作業が一番大事!時間をかけてしっかりやります。
下塗り剤を塗る
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クロスの上にシーラーで下塗り剤を塗っていきます。この後に塗る上塗り剤が剥がれやすくなるのを防ぐために、必要な作業。すみっこを刷毛で丁寧に塗ってから、広い面を塗ります。
シックイ塗料を塗る
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白いシックイを塗っていきます。今回は打ち合わせで決まった「一面だけ色を入れる」というデザインなので、他の面は白くします。
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一度塗ったあと、乾かしてからもう一度白いシックイ塗料を塗ります。シックイの機能を保つために上から重ねるのだそうです。
色のついている塗料を塗る
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白い面を塗り終わったら、改めて養生をします。白い部分に色がつかないように、念入りに。
養生を完璧にしてから、色のついている面を塗ります。今回はクロスのでこぼこが出てしまうので、乾いてから2回目を塗りました。仕上がり次第では1回で済むこともあるそうです。この面を塗り終えたら、塗料を使う作業は終了!完全に乾いてからマスキングなどの養生をはがします。
トップコートを塗る
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今回、白い面は水拭きでのお手入れがしやすいように、シックイ塗料の上からトップコートを塗りました。これでもし汚れてしまった時もささっとお掃除できますね!
トイレの壁のリフォーム作業終了!
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丸1日と半日かけての作業で、素敵なトイレの壁にリフォーム完了!まさに職人技です。「トイレをこんなにきれいにしていただけて、嬉しいです!」と小野崎さんも仕上がりに大満足のご様子。
トイレの壁のリフォーム作業はここまで。シックイを選んだ理由の一つでもある「抗菌作用」は実際に菌の繁殖をどのくらい防げるのか、1カ月後に効果を検証しました!その結果は、こちら!
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2023年10月発行のTANOKURA vol.41で、坂本塗装さんをご紹介しています。誌面もぜひチェックしてくださいね。
坂本塗装株式会社
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栃木県宇都宮市中今泉3-28-12
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