クラピアのギモン、クラピアのプロに聞いてみた！

「クラピアってなに？おいしいの？」ぐらいのところから始まったこの連載も、いよいよ最終回が近づいてきました。植えるところから始まって、クラピアの広がりっぷりに驚いたり、花とそこに集まる生き物を愛でたり、紅葉を楽しんだり…と、クラピアの成長を追いかけた一年になりました。

そんななかで出てきた、クラピアへのギモン達。今回はそんなクラピアのギモンを、クラピアのプロに聞いてみましたよ！

クラピアに使う肥料のギモン
集まってくる虫のギモン
芝との違いのギモン
クラピア育て隊

クラピアに使う肥料のギモン

クラピアを育てるには専用の肥料が必要だそうですが、市販の肥料でも大丈夫でしょうか？

クラピア用の肥料として販売されている肥料と市販の肥料の違いは、「テストがされているかどうか」です。グリーンプロデュースでは、クラピアがちゃんと広がるかどうか生育テストを実施し、根やけが少なくしっかり広がることが確認されたものだけを推奨肥料として販売しています。グリーンプロデュースの特約店のネットショップでご購入いただけますので、ぜひご利用ください。

「他にも植物を育てているので、同じものが使いたい」というご希望もあると思いますので、その場合は成分をよく確認してくださいね。花を咲かせるための肥料と、苗を成長させるための肥料は含まれる成分が異なります。推奨肥料と成分が似ているものをお使いくださいね。

集まってくる虫のギモン

クラピアを植えると、植えたところから虫がわいてきたりしないか心配です。虫がわく心配はありますか？

クラピアを植えたから、という理由で虫がわくことはありません。しかし、クラピアが生えることによってできる涼しい日陰は、日差しの苦手な生き物たちの絶好の隠れ家です。ダンゴムシやナメクジなどが集まってくる可能性は考えられます。イモムシやナメクジは小鳥たちのエサにもなります。

緑が豊かなお庭には生き物たちも自然と集まり、そこで食物連鎖が起こっていることを家庭で話題にしながら見守ることも、緑育の一環ではないでしょうか。それでもどうしても気になる場合は、植物に害のない殺虫剤「オルトラン」を使うのがおすすめです。

また、お花のシーズンによくやってくるのが、ミツバチやハナアブです。特にミツバチは、その激減が大きな問題になっています。ミツバチはこちらから攻撃しない限り攻撃してこないので、お花にミツバチがやってきたら、大事に見守ってあげてください。夏には花を楽しんで、春秋はさまざまに移り変わる表情を楽しんでくださいね。

どうしても心配な場合はつぼみの段階で刈り込んでしまえば、花に集まる虫は寄ってこなくなりますよ。

芝との違いのギモン

芝にするか、クラピアにするか検討中です。芝との一番の違いは何でしょうか？

お手入れの方法や水やりの頻度など、芝とクラピアにはいろいろな違いがあります。一番の違いは、クラピアはポット苗で植えるため、植えたときには土が見えていること。まだ完成していないように見えてしまうかもしれませんし、全面が緑で覆われるまでにはある程度の時間が必要です。

クラピアは5月~8月に次々と小花が咲きます

芝は流通量、利用者とも多く、マット状で手軽に植えられる反面、夏場は2週間に1回程度の刈り込みが必須になるなど維持するための労力が必要になります。

一方クラピアは苗で植えて広げる植物ですので、広がるまでは多少お世話や見守りが必要ですが、広がったあとは雨の恵みだけで生長でき、刈り込みもシーズン1回で維持できるなど維持管理の手間は芝よりかかりません。特に夏場はひんやり涼しく、お子さんが裸足で遊んでも芝のようにチクチクせず、枯葉が足裏や洋服につかないことなども、ご家庭で喜ばれるポイントです。

11月ごろから徐々に紅葉して休眠へ

お庭は一度に完成するものではありません。植えた苗木がだんだん育ち、手入れをする度に理想の形に少しずつ近づけていく、そういうものではないでしょうか。

クラピアも植えて終わりではなく、広がる過程や季節の変化を楽しめることも大きな魅力です。場所による広がり方の違いや、夏に咲く小さな花や秋の紅葉、春を迎えて芽吹くさまなど、四季折々の姿をたくさんの方に楽しんでいただきたいですね。

クラピア育て隊による「クラピアのギモン、クラピアのプロに聞いてみた！」レポ、いかがだったでしょうか？クラピアを植える前に知っておきたいことを中心にまとめてみました。クラピアはまだまだ生まれたばかりの植物なので、知らないことがたくさんありますよね。
購入前でも購入後でも、ギモンが生まれたらぜひグリーンプロデュースまでお問い合わせください。ぜひクラピアをお庭に植えて、クラピア育て隊の一員になってくださいね。