にぎってもらったこと。
にぎってあげたこと。
どちらを思い出しても、心があたたかくなる。
こんにちは!TANOKURA編集部です。
10月発行のTANOKURA17号はお手にとっていただけましたか?
真っ黒いバックに青いお皿、そして白いおにぎりが1つ。
発行早々、インパクトの強い表紙には「かっこいい!」という声をたくさんいただきました。
白いおにぎりにあなたはなにをのせますか?
今回は、TANOKURAのメルマガでアンケートを実施しました。
好きな具材は何ですか?の質問で得た答えを集計した結果は?
1位に輝いたのは、しゃけ!
定番といえば定番ですが、驚きでもありました。やっぱり日本人は、しゃけ、なんですね。
撮影のために用意したしゃけの美味しかったこと!
子どもから大人まで、大好きなしゃけ。こうして1位とみると、ますます食べたくなってきますね。
おにぎり人気ランキング発表!
ずらり2位から25位をご紹介しましょう
2位.ツナマヨ___3位.塩___4位.明太子___5位.梅ぼし
6位.おかか___7位.たくあん___8位.たらこ___9位.赤飯___10位.昆布
11位.牛肉___12位.生姜___13位.いくら___15位.煮たまご
16位.エビマヨ___17位.わかめ___18位.じゃこ梅___19位.おいなりさん___20位 ごましお
21位.とり五目___22位.枝豆チーズ___23位.玄米___24位.のりたま___25位.じゃこ
2位がツナマヨ!しゃけの次がツナマヨという結果は、はるか昔からの定番と、現代の定番が出揃った印象。ツナマヨを初めて食べた時の衝撃といったら!おにぎりの新しい時代が幕を開ける味でした。おうちおにぎりと同じくらい、コンビニおにぎりの影響も反映したと思われるランキングですね。
まぜまぜおにぎり!
そして次に、まぜまぜおにぎりのページへ。
彩りも綺麗だし、材料も家にありそうなものばかり。いろんなおにぎりを握りながら、大葉・ごま・塩昆布は、組み合わせ自由自在だなと思いました!
かわりおにぎり!ご当地おにぎり!
かわりおにぎり。こんなにいろいろあるなんて! 天むすや唐揚げはもはや普通なくらいですね。
エスニックや洋食をおにぎりに融合させてしまう応用力。自由な発想の人のおかげでバラエティ豊かなおにぎり時代が来たんだなぁなんて思いました。
そしてご当地おにぎりは、ご当地だからって本当に??って思うものもありますが、調査していたら出て来たものばかりなんです!お酒が好きな人はおつまみとしても定番の「いぶりがっことチーズ」の組み合わせはおにぎりでも最強でした。ぜひお試しあれ!
おにぎりにまつわるエピソード
と、おにぎりをたくさんご紹介して来ましたが、今回のアンケートでは、おにぎりにまつわるエピソードも一緒に寄せていただきました。それが本当に心温まるものばかり。
「小学生の頃、お腹を空かせて家に帰るとばーちゃんが、自家製みそを塗ったみそおにぎりを 作ってくれました。おやつと言えば、お菓子やジュースではなく米でした。懐かしい味を思い出しました。」
「私がまた20歳の頃初めて会社の先輩とスキー旅行に行くことになり、その先輩がおにぎりをつくってきてくれました。それがおかかとゴマと醤油だけのとてもシンプルなおにぎりだったのですが、とてもおいしくて。今でも真似して作るのですが同じ味にはなりません。」
「コンビニのおにぎりは子供の頃海苔が上手にむけなかったな。パリパリのりと家庭のしっとり海苔の討論がありますよね。」
「直に握ったおにぎりにはラップで握ったおにぎりは比べようがナイ美味しさがあるけど実家の母の握ったおにぎりが1番おいしかったりする(^O^)v」
「小さいころ、父が作るおにぎりが真ん丸で海苔で真っ黒ですごく大きかったのを覚えてます。」
「遠足で山道を一生懸命歩いた後のおにぎりの美味しさは今でも忘れられない。」
「私の母は小さく作ろうといつも頑張っても大きいおにぎりしか作れません。そんな母の大きいおにぎりが懐かしいです。」
「おにぎりに大好きな岩下の新生姜を組み合わせたくて、ダイス状にカットしてご飯に混ぜ込もうとしたら握った時にポロポロこぼれて大失敗でした(笑)。試行錯誤した結果、薄くスライスして握ったおにぎりにのせるのが一番まともに出来ました。それでも、ごはんにくっつく訳ではないので、無理矢理ラップにくるむという力業ですが(笑)」
「母がおにぎりを作る時はいつも、最後に残ったおかかとご飯を混ぜて、おかかごはんの海苔巻き風をおまけに作ってくれたのを思い出します。自分でおにぎりを作るようになり、ご飯が余るとやっぱりそうやって食べたくなりますね。」
「結婚してすぐの頃、主人の兄弟夫婦と早朝から釣りに出掛けたときのこと。義理の母が朝ごはんに、とおにぎりをタッパーに入れて持たせてくれました。みんなでそれをいただこうとしたとき、義理の兄が『おかんがつくるおにぎりは、中身の具によって形が違う。昔からそう。』と 言い、夫が『そうそう!』目を細めていました。確かに、三角、俵型、丸型、三種類のおにぎりが。いい歳をした大人たちが、とても嬉しそうにおかあさんが作ったおにぎりを食べているのを見て、何かすごくいいなぁと思ったのを覚えています。」
「上の子の育休から明けて仕事復帰するとき、保育園には満員で入れなくて止む無く幼稚園 に入園しました。その幼稚園は週4回お弁当。仕事も慣れなくて前日の疲れも取れないのに 朝起きてお弁当作り。1歳の娘が食べやすいようにと一口サイズのおにぎりを毎日10個くらい作って入れました。子どもも大きくなり、そんなことは忘れていましたが、今度は下の子にお弁当を作ることが増えました。また小さいおにぎりを見ながら、あの時は一生懸命で大変だなぁとも思わずただただむしゃらだったなぁとしみじみ思い懐かしくなりました。」
「ほかほかご飯で握ってくれた母の俵握りが好きです! 」
「両親が共働きだった為、放課後はおばあちゃんちに帰っていましたが、毎日のようにおやつ 代わりに握ってくれた丸くて大きくてホカホカの握りたてのわかめご飯のおにぎりが子供の頃の大切な思い出です。」
「大人になっても、母が作ったおにぎりが無性に食べたくなる時があり、実家に行き作ってもらう事があります。」
「最近1歳の双子がおにぎり大好きで、小さなおにぎりを作るのが幸せです。」
「おにぎり100選」を通して感じたこと
想像してくすっとしてしまうエピソード、本当にそうだなぁと共感するエピソード、素敵な思い出だなと羨ましくなるようなエピソード…数々のお話を読んでいて思ったのは、おにぎりは「愛」だなということ。握ってもらった思い出、握ってあげた思い出。今、握ることが幸せというお話。どのおにぎりもその向こうには大切な人が浮かんで来るような気がしました。
おにぎり100選、いかがでしたか?これを読んだことがきっかけで、またどこかで素敵なおにぎりを通した愛が生まれたら、とっても嬉しいです。
情報元
発行元
株式会社Seeders
栃木県宇都宮市峰4-20-2 A004
TEL 028-660-5166
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