こんにちは。TANOKURA編集部です。
家づくりをしようと思ったとき、ほかの方がどんなふうに作っているのか気になりませんか？これからおうちを建てる方も、いつかはおうちが欲しいと憧れがある方も、一緒に家づくりのひみつをのぞいてみましょう！
4回目となる「知味さんの 家族の景色をたずねて」は、伴工務店の伴 知味（ともみ）さんが、伴工務店でおうちを建てたOBさんのお宅におじゃまして、実際に暮らしてみてからの感想をうかがうシリーズです。今回ご紹介するのは、伴工務店で建てた宇都宮市にあるUさんのおうちです。
こんにちは、伴 知味です。
今回おうかがいしたUさんのお宅は、実は娘同士が小学校からの同級生で、家族ぐるみでお付き合いをしているおうちなんです。
家を建てることを考えていると相談されたときに、「いろんな建築会社の見学会に行った方がいいよ」とお話ししたのですが、どれもピンとこないと、伴工務店を選んでいただきました。伴工務店で行った二世帯住宅の見学会に来ていただき、木をたっぷり使った感じを気に入ってくれたそうです。
2階リビングはいいことがたくさん
「２階リビングでとてもよかったので、もう一度建てるとしても、２階リビングにすると思います」というU様。地面から離れているから暖かいし、外からの目線が気にならないのでカーテンもしなくていい、遠くまで視線が抜けるなど、2階リビングにはいいことがいっぱいです。
なぜ2階リビングにしたかというと、二世帯住宅なので、子世帯であるU様たちが自然と２階リビングになったそうです。
まず気に入ったのは見晴らしの良さ。設計士さんがよく考えて、視線が遠くまで抜ける方向に大きな窓を作ってくれたので、ダイニングテーブルから眺める景色はとても気持ちがいいそうです。「ここから見える夕日がとてもきれいで、何回もスマホで写真を撮ってしまうくらいです。外からの視線も気にしなくてよいから、カーテンも開けっ放しで、日の移り変わりを楽しんでいます」（U様）。
ニッチやボードで「隠す」ひと工夫
「これは伴さんからの提案だったのですが、キッチンの目立たない壁の一面が、磁石がくっつくマグネットボードになっています」（U様）。学校からのプリントなどはつい冷蔵庫に貼りたくなりますが、この壁のおかげで、リビング側から目立たないところにしっかりと必要なプリントを貼る定位置を確保できています。最近はマグネットのつかない冷蔵庫も増えているので、とても便利そうでした。
卓上で電源が必要なとき用に、床にもコンセントをつけました。「よくある床用の金属のコンセントではなくて、床をぱかっと外すことができる目立たないものを伴さんが提案してくれました。遊びに来た友人に、こんな床用コンセント初めて見た！と驚かれることもあります」（U様）。無垢の床の自然な雰囲気を壊さない工夫ですね。
キッチンは手元が隠せるように前が高めになっていました。「私の数少ないリクエストのひとつです。キッチンをきれいに保つ自信がなかったから、生活感が出ないように、隠したいと伝えました。一階の母は開放感を優先して低めにしましたが、私は隠すを優先しました（笑）」（U様）。また、特に不便しているわけではないそうですが、もう一点「隠す」工夫をしたかったスペースがあるそうです。「ゴミ箱用のスペースが確保されてすっきりしているおうちを見かけるので、少し食器棚としての収納量が減っても、ゴミ箱を隠すスペースを確保すればよかったかなと思います」（U様）。
いろいろ見てから納得のいく工務店へ
「いろいろな会社の家を見学し、そのうえで安心してお任せできる建築会社さんに出会えることがいちばん幸せじゃないかと思います。わが家を建てるときは今ほど情報もなく、ほぼ伴さんにお任せでしたが、Instagramなどでアイデアを集めて、自分の要望を伝えるという家づくりも楽しそうだなと思います」（U様）。
コンパクトな空間に、LDK、個室3部屋、パントリー、ウォークインクローゼット、と必要なものがぎゅっと詰まった２階子世代の様子に設計の妙を感じました。心から伴さんのことを信頼されて、「ほとんど全部お任せしました！」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。大切な家を、大切なご友人にお任せできるなんて、とても幸せなことですね。
お子さんたちが成長して家を出て行っても、ご夫妻がこの家でお話ししている様子が想像できます。使い込むほどに色合いが深まる無垢の木が、その年月を美しく映し出していると思います。
伴工務店
https://www.ban-k.jp
Instagram：@ban_k_tochigi
栃木県宇都宮市飯田町481
TEL.028-648-7326
こちらのおうちについての別の記事が、フリーマガジンTANOKURA vol.44に載っています。WEBマガジンにも掲載しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
