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暮らしやすさにこだわった美しい家(栃木の工務店 / タカオ設計)

こんにちは。TANOKURA編集部です。

家づくりをしようと思ったとき、ほかの方がどんなふうに作っているのか気になりませんか?これからおうちを建てる方も、いつかはおうちが欲しいと憧れがある方も、一緒に家づくりのひみつをのぞいてみましょう!

今回ご紹介するのは、タカオ設計で建てた真岡市にあるむーちゃんちです。

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おうちデータ

好きなインテリアは?

元々特にこだわりがあったわけではありませんが、新居は白とグレーを基調にインテリアを揃えていきました。床がグレーに決まってから、インテリアのイメージが沸いてきた感じですね。

好きな雑貨屋さん・家具屋さん:特に元々好きというわけではありませんが、ソファは調べてArmonia(アルモニア)のものを埼玉のレイクタウンまで見に行きました。
参考にした雑誌:雑誌ではなく、インスタを見たり、ルームクリップのアプリでインテリアの画像はよく見ていました。

家を持つきっかけは?

僕の年齢ですね。人生設計として、子どもをもうける年と家を建てる年は決めていたんです。子どもは希望通りに生まれたので、30になる年に家を建てようと動きだしました。

購入を考え始めたのは誰?

僕ですね(笑)。でも、妻にも人生設計のことはずっと前から話していたので、共通の認識と言えるかもしれませんね。

なぜ、その施工会社に決めたのか?

私が施工会社の関連会社に勤務しているということもあり、家を建てるならここでと決めていました。土地探しから設計施工とお世話になり、完成して住み始めた今になって振り返っても何一つ気になるところはありませんね。工期をゆっくりとったということもあり、大工さんと現場で色々相談しながらゆっくり決められたので、それも逆によかったのかもしれません。

お気に入りの場所は?

やっぱりリビングですね。天井にスピーカーを4か所埋め込み、スマホからWi-Fiで聞きたい音楽を飛ばしています。音が天井から降ってくる感じが、お店みたいで気に入っています。(ご主人)

キッチンかな。白を基調に家電まで揃えたので気に入っているし、家事動線を考えて配置してもらったので忙しい朝でもとても使いやすいんです。(奥様)

もう1度家を建てるならどんな家にしますか?

平屋ですね。40代後半に、子どもが20歳になったら夫婦2人で大型犬と一緒に小さな平屋に住むというのも僕の人生設計なんです(笑)。

これから家を建てる人へのメッセージは?

動線のことは設計士さんにとても親身になって考えてもらいました。おかげで、共働きですが忙しい朝も使いやすい間取りになったと思いますね。動線は暮らしやすさに直結するので、慎重に決めるといいと思います。

正解ポイント

回遊性のある間取りの真ん中に収納!

我が家は玄関を入って左手を進むと洗面室とお風呂、まっすぐ進むとリビングで、それぞれの先にキッチンがあるかたちの回遊式の間取りです。その真ん中に大きな収納スペースが配置され、広い納戸と、それぞれの部屋側から奥行が浅めの収納を取りあうようなかたちで作ってもらいました。真ん中に収納があると、部屋にモノが出てこない、というのが設計士さんの持論で、その通り片付けやすい間取りですね。

確かに、動線の真ん中に収納があるので、片付けやすいというのは納得です。大きな納戸をひとつ作るだけでなく各部屋側から使えるかたちになっているのも、使う場所にモノが仕舞えるのでとてもいいですね!

キッチンを通る洗濯動線は◎

洗面所からキッチンを通って物干しまで一直線の動線は、設計士さんのこだわり。共働きでばたばたする朝も、この動線だととてもスムーズです。来客時に洗濯物を取り込むのにリビングを通らないですむのでいいですね。

キッチンを通って洗濯物を干す…最初意外な感じがしましたが、朝の忙しい時間に炊事と洗濯を短い動線でこなせたらとても楽ですね!主婦の気持ちがよく考えられた設計だと感心しました。

ベストな高さのキッチン前の立ち上がり

キッチン前の壁の高さは慎重に決めてもらいました。料理をしていてもダイニング側からは手元が見えない、でも料理をしている方からはリビングダイニングの様子がよく見える…ちょうどよい高さです。調味料を置けるニッチも作れたし、お客様のときにダイニング側から洗う前のお皿が見えることもないし、お惣菜をパックから移したとしてもバレませんよね(笑)

対面キッチンの気になるところを上手に前の壁で隠してくれていますね!高さも現場で確認しながら決めたとのこと、見え方などもイメージした上で最終決定できたら安心ですよね。

階段下をワンちゃんのトイレに

普段は家の中で犬を放し飼いにしていますが、トイレは囲われたところだと落ち着いてできると、この階段下を犬のスペースにすることを提案してくれました。ケージを置くのも場所を取るので、階段下のデッドスペースを上手く利用できてよかったです。ちゃんとここでトイレをしますよ。階段横の壁も、何段目までをオープンにするかを現場で相談しながら決めたので開放感のある階段になりましたね。

完成されたインテリアに愛犬の居場所がなんとも自然に組み込まれていることでしょう!家族が集まる場所でありながら、丸見えにならない階段下…ワンちゃんにとっても暮らす人にとっても最高の場所ですね。

失敗ポイント

照明の人感センサーもっと採用すればよかった

玄関やポーチなど、人感センサーを照明につけたのですが、これがとても便利で…。階段やホール、トイレにも人感センサーにすればよかったなぁと暮らし始めてから思いました。

確かに…一時的に通る場所には人感センサー付の照明、便利ですよね。なくても困らないけどあったら便利だったな…というお話でした。

1階に子どもの遊ぶスペースがあってもよかった?

我が家の1階はLDKと水廻り、収納のみ。リビングに生活感を出したくないという夫の意向で息子のおもちゃはすべて2階の子ども部屋なのですが…1階にもう一部屋、子どもの遊ぶスペースがあってもよかったのかなぁと母親的には思います。おもちゃを持って下りてきたり、遊ぶために私も2階に連れて行かれたりするので…

小さなお子さんがいらっしゃるとは思えない美しいリビング。おもちゃは2階に、というご主人の強い意志の賜物だったのですね。広い納戸があったのでそこにおもちゃも置けそうですが…やはりそこはケジメでしょうか。

玄関に水道があったら…

玄関にはシューズクロークを設けたのですが、そこに水道も付ければよかったなぁ…と。靴がとても汚れて帰ってきたときなど、そこですぐに洗えたら便利だろうと思うんです。あえてこうすればよかった、と挙げるとするとそれくらいかなぁ。

そういえば…とお話してくださるご主人の横で「いらないよー」と笑顔で奥様がおっしゃっていたのが印象的。夫婦の意見を擦り合わせて出来上がるのが家なんだなぁと妙にしみじみしてしまったシーンでした。

コストダウンポイント

コストコントロールは建築会社さんにお任せ!

総予算をお伝えして、建築会社の方にショールームにも同行してもらい、この予算なら設備はこの中から選ぶという風に絞っていただいたので、基本的にこちらでコストダウンを意識した、というところはほとんどないですね。2階のトイレのグレイドと洗面台の鏡をなくしたくらいかな。最初黒の便器がいい!と言ったら予算より50万越えだからその差は他で吸収できませんと止められました(笑)。コストが原因で諦めたのはそれだけかな。

予算より高いものを選んだら他で削る…コスト管理をお任せして設備を選んでいくのは、ひやひやしないのでいいですよね。ショールームに同行してもらえたからこそ実現できたことですね。

こだわりポイント

白とグレーを基調にしたインテリア

最初にフローリング材をグレーのものに決めたところから、インテリアが決まっていきました。カウンター材や収納扉もグレーのものを見つけてきてもらったり、家具や家電も白かグレーのものをネットで色々探して決めました。色決めも現場で合わせながらできたので、迷いながらゆっくり決めることができ満足しています。

インテリア雑誌から抜け出してきたかのような洗練されたインテリア。さぞ昔からインテリアに興味がおありかと思ったら「そうでもなくて、都度携帯で検索して選んでいました」とのこと。情報を味方につけられていますね!

ご主人一番のこだわりは天井埋め込みのスピーカー!

家を建てるずっと前から、お店のように天井から音楽が流れるような家にしたいと思っていたんです。スピーカーは自分で手配して、場所を大工さんと相談しながら4か所埋め込んでもらいました。配線も気にならないし、携帯からWi-Fiで音楽が飛ばせるからとても楽です。天井から音楽が降ってくる感じはとても気に入っています。

最近このようなスピーカー埋め込みのご要望も増えてきているとのこと。テレビも壁付で美しく、ルーターも収納の中に。配線のごちゃごちゃが見えないことも、このすっきりした空間に仕上がった原因なんですね。

「掛ける」がメインのウォークインクローゼット

洋服を畳んで仕舞っているとうまく管理ができないので、クローゼットを広めに、ほとんど掛ける収納にできるようにしてもらいました。壁紙や入口のRの取り方など、色々こだわったお気に入りの部屋です。

おしゃれなご夫妻にぴったりの美しく機能的なウォークインクローゼット!寝室の一角にあるスペースですが、寝室はベッドが入る最小限の大きさにして、WICにこれだけの広さを割かれたのは英断ですね。

メイク専用カウンター

ダイニング横につけてもらったカウンターは、私のメイク専用。なので、鏡をカウンター上に置いたときに、かがみ込んで見なくていいようにカウンターを高めにしてもらったんです。カウンター下の収納部分にはメイク道具と、ルーター類が入っています。

座って使うカウンターなら72㎝、立って使うカウンターなら85㎝…漠然と思い込んでいた「標準の高さ」ですが、確かに用途によってはその高さが最適とは限らない!目からウロコのこだわりポイントでした。

ライターズボイス

美しすぎる家はどこか落ち着かなく感じるときがありますが、このお宅はそういうところが全くありません。どうしてだろう…と考えると、モノもなくすっきりしているのだけど、無理をしている感じがしないからだと分かりました。楽に暮らせるように設計された動線や収納だから、自然と美しく保たれるのでしょう。ご夫妻のセンスのよさが随所に表れているこのお宅は、美しいだけでなく暮らしやすさが感じてとれる素敵なおうちでした。

栃木の工務店 / タカオ設計

株式会社 タカオ設計
栃木県下野市石橋181-2
0285-52-0501
https://takao-sekkei.jp/

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