ここ数年ブームになっている塊根（かいこん）植物って聞いたことはありますか？英語でコーデックスともいい、多肉植物の一種で、独特のフォルムと育てやすさで人気となっています。特にハマっているのは、ファッションや雑貨にアンテナの高い大人の男性のよう。その魅力とは？
コレクター心をくすぐる要素がいっぱい
塊根植物の原産国はアフリカやアジアなどさまざま。過酷な環境で育つため、根や幹が木質化してごつごつしています。この肥大化した部分に貯水の役割があるのだとか。希少性と、水やりをひんぱんにしなくても育つ手軽さも人気のようです。自宅にコーナーを作って愛でている人も多いようですよ。
そして、同じ種類のものでも、育つ環境でフォルムが変わります。同じ種類でも人とかぶらず、違う形のものがあるからほしくなってしまう…というなんともコレクター心をくすぐる植物なんですね！
人気はグラキリスやアガべ
成長が遅いので、じっくり観察ができるのも愛着がわくところ。大事に育てていると、花が咲くこともあり、無骨な見た目に美しい花が咲くギャップがたまらないのだとか。
特に人気なのはグラキリスという種類。丸みのある形がなんだかかわいらしいです。ほかに、ワイルドな見た目のアガベや、タコのようにたくさんの枝が伸びて「タコモノ」と呼ばれるユーフォルビアなども人気です。
鉢とのコーディネートも楽しい
数年前から塊根植物の専門店も増えており、遠方から訪れる人もいるのだとか。専門店では塊根植物にあわせた鉢も売っていて、植物の個性にあった鉢を厳選する人も多いようです。ほかに、塊根植物デザインのオブジェやシールなど、雑貨としての楽しみ方も広がっています。雑貨ならさらに水やりや温度管理の手間もなく楽しめますね。
「星の王子さま」に出てくるバオバブの木も、塊根植物の一種！鉢の中ではもちろんそんなに大きくはならないようですが、鉢の中で小さなバオバブを育ててみるのも、ひとつの世界をつくるようで楽しそうです。
見た目も種類もさまざまな塊根植物、良かったら育ててみてくださいね。自分だけの個性的な成長をするかもしれません。
