こんにちは、TANOKURA編集部です。
なんだか体調が優れない時、ちょっとした疲れや不調と向き合う時間は大切ですね。すぐに病気と決めつけないで、旬のものを摂ったり、毎日の習慣で元気を保ったり、おうち養生をしてみませんか。
フリーマガジンTANOKURAで連載中の「おうちの薬箱」では、藤沼有紀さんによる家庭で気軽に取り組める養生を紹介しています。今回は、なにかと身体が冷えやすい夏の不調を和らげる、食べ物や過ごし方をお話しします。

もくじ
夏の身体を整える食べ物
玉ねぎ麹レシピ

玉ねぎには消化不良の改善、食欲不振の緩和、気の巡りを良くするなどの効能があります。血圧を下げ、腸内環境をえる、疲労回復するなど、今の時期とても助けになってくれます。新玉ねぎ麹は、そのままを1日に小さじ1ぐらい摂取するのがおすすめ。毎食摂らなくて大丈夫です。ドレッシングにする食べ方もおすすめなので、レシピをご紹介します。新玉ねぎだと辛味控えめに作れます。
玉ねぎ麹
【材料】
・玉ねぎ…大1つ(200g)
・乾燥麹…200g
・天然塩…60g
【作り方】
1.塩と麹を混ぜたところに、すりおろした玉ねぎをいれて和える。
2.毎日手で混ぜるか、冷蔵庫なら2週間、常温なら7日~10日置いて発酵させる。
※冷蔵保存で3カ月~半年もつ。
玉ねぎ麹のドレッシング
【材料(1~2人分)】
・玉ねぎ麹…大さじ2
・オリーブオイル…大さじ2
・酢…大さじ1
・砂糖…大さじ1
・こしょう…少々
【作り方】
材料をすべて混ぜたらできあがり。
夏は赤い植物性食品がおすすめ

・トマト
・梅干し
・赤かぶ
・梅干し
・八丁味噌
・人参
・クコの実
など
陰陽五行の観点から、「夏」は「心臓」に対応していて、その色が赤色です。赤い食材は夏の心臓のサポートをするのに役に立ってくれます。また、夏は太陽が最も強く、熱がピークに達する季節なので、赤色を食べることで、身体を潤す、熱を冷ますなど、身体の調和をしてくれます。梅干しは塩、梅、紫蘇のみの原材料がシンプルなものを選びましょう。1日1粒食べると熱中症対策になります。
夏におすすめの飲み物

・三年番茶
・玄米コーヒー
・黒入り玄米茶
・穀物コーヒー
・たんぽぽコーヒー
・梅醤番茶
「私は基本的に温かい飲み物を飲みますが、冷たい飲み物も飲みます。氷が入っているものもたまに頂きますが、ゆっくり時間をかけて飲みます」と有紀さん。胃は身体のブレーカーの役割になるので、胃が機能しないと全部の内臓もダウンしてしまいます。 ですから、朝一番におすすめのお茶を飲んで胃を温めてあげるととても良いですね!
気軽に土に触れられる土鍋を使いましょう

土に触れることが少ない現代こそ、土鍋がおすすめです。土に触れるということは、ストレスの緩和、リフレッシュ、免疫機能の強化になります。土からできた調理器具に変えるだけで、ココロと身体の癒やしに繋がりますよ。わが家は土鍋で味噌汁はもちろん、煮物やスープご飯も炊いています。
夏におすすめのエッセンシャルオイル

・イランイラン
・ジャスミン
・ラベンダー
・ネロリ
・ローズ
・パルマローザ
・ローズマリー
・レモン
・パチュリ
・ティーツリー
など
鎮静作用のある精油がおすすめです。エッセンシャルオイルを使うのは、朝から夜までいつでも良いです、使いたい時に使いましょう。基本的に直接塗布はNGなので、ディヒューズしたり、蓋を取って香りを嗅ぐだけでも大丈夫です。
夏こそ身体を温める
夏の不調「冷えのぼせ」を防ぐ
手足が冷えて頭がのぼせる、顔色が良くない、貧血や立くらみなどは身体の血液循環の停滞により起こる不調です。そんな時はお腹から下半身を温めることが大切。夏でも腹巻きやレッグウォーマーを着用して、外側からのケアをしましょう。
布ナプキン・布ライナー
特に女性は子宮まわりを温めることがとても大事です。布ナプキンは子宮が温まるので、痛みや痒みの軽減、PMSの改善が期待でき、ゴミも出なくなるのでエコにも繋がります。家にいる時だけでも布ナプキンにしてみるなど、気軽に始めてみてください。
教えてくれたのは

藤沼有紀さん
9才、5才、3才の三姉妹の母。ヨガレッスンや自然療法をお伝えしています。
Instagram:@tsukinowayoga_yuki