こんにちは!TANOKURA編集部です。
日々をより健康に過ごすことを考えたら、気をつけることがたくさん…。毎日の食事も、どんなものを食べると体に良いんだろう、と悩むことはありませんか?そこで、天明堂薬局の中山貴央先生に、毎月おすすめの生薬をお聞きすることにしました。
まずは一緒に、生薬の持つ力を知ることから始めてみましょう!
秋は気分が落ち込みやすい季節
10月に入り秋の深まりを感じるようになりました。古来より秋は五志(※)の中で『悲』の感情が現れやすい季節とされています。秋になると、なんとなく物悲しくなったり、寂しくなったり、つまらなくなったり、憂鬱感を感じたりする人が増えるようです。「秋は別れの季節」というのも、季節がもたらす『悲』の感情が原因とも言えそうです。
※五志…体に悪影響を与える感情のことで、漢方では感情と五臓が関係していると考えています。
先生にお聞きしました!10月のおすすめは小麦
そんな季節におすすめの生薬が「小麦」です。小麦は生薬学的には心に栄養を与え、精神を安定させる働きがあります。疲労や病後などの心身虚弱状態による不安感、悲壮感、鬱、不眠、焦燥感によく使用されます。この時期に仕事量が多い人や、ストレスを感じやすい人は、小麦はとても良い生薬になりそうです。
疲れたときは小麦を適量とってみて
パスタ、パン、うどん、チヂミ、たい焼き、ドーナツなど、小麦は様々な形で食べることができますね。「なんだか鬱々としてネガティブな事ばっかり考えちゃう…」「ちょっと疲れたな」そんなときは、小麦の食べ物を取り入れて気分転換できると良いですね!ただし、小麦は体質によっては逆に疲労感を感じる方もいるので、そういった場合は無理して食べないようにしましょう。生薬は、身体に合うものを適度に摂るのがいいですね。
今回は、気分が落ち込むときに効果的な生薬を教えていただきました。パン好きの多いTANOKURA編集部にはうれしいお話です。おいしいものを食べて、憂鬱になりやすい季節を乗り切りましょう!
▼天明堂薬局/中山貴央先生
栃木県宇都宮市星が丘2-9-25
028-622-5975
https://www.tenmeido.jp
天明堂薬局では、漢方の視点から体質や体調の改善方法を一緒に考えてくださいます。健康に関するお悩みがある方は、ご相談してみてくださいね。