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手づくり作家インタビュー

手づくり作家インタビュー
2016.12.05UP!

シンプルだからこそ細かいところにこだわる
ワクワクできるものを細く長く作り続けたい

会社員として働きながら行っていた音楽活動を出産をきっかけに一時休止、子育ての傍らものづくりを始める。現在は帆布をメインで使用し、「シンプルで使いやすいバックや小物作り」をテーマに日々制作している。

  • 2012年/1noteとして活動スタート

  • 2012年/100人展にイベント初出展

  • 2015年/クラフトイベントや益子陶器市などへの
         出展

  • 2016年/クラモノ、pondでの『バックとブローチ
         展』に出展

布バッグ・小物作家になるまで

小さい頃は工作や折り紙が好きで、中学生くらいから編み物に興味を持ち、毛糸でマフラーや小物を作ったりしていました。音楽にも興味を持ち、大人になってからは普通の会社員として働く傍ら、休日の夜にカフェやバーでジャズやボサノヴァなどのアコースティックライブをユニットで行っていた時期もありました。

出産を機に音楽活動は一時休止、子育て中心の生活を送っていました。子どもが生まれたのをきっかけに小さいころから好きだったものづくりを再び始め、自分の好きなものを形にしたいという想いから、1noteとして活動を始めることに。最初の頃は編みバックや編み小物も作っていたのですが、作っていく中で帆布に魅力を感じ、帆布バックや小物をメインで作るようになりました。
 
ミシンや編み物など今まで専門的に習ったことはなく、ほとんど独学で試行錯誤しながら今までやってきました。1noteとして最初に出展したのが100人展で、とても緊張したことを今でもよく覚えています。それをきっかけに、マイペースながら色々なイベントへ出展するようになり、たくさんのご縁に恵まれるようになりました。

仕事と暮らしと環境

子どものいない平日の日中に制作する事が多いですね。自宅の一室を仕事部屋にして相棒の工業用ミシンや布などを置き、制作しています。作家名の1noteという名前は、私の好きな音楽からインスピレーションを受けてつけた名前です。大好きな音楽を聞きながら日々制作しています。

子育てと並行して制作しているので、どうしても忙しく、やめてしまおうかと思ったこともあるのですが、そんな時はいつも主人が話を聞いて励ましてくれました。大変な時期も越えて今は楽しく日々制作しています。イベントの出展時や休日に制作したいときには、主人や私の両親が子どもの面倒を見てくれます。このような環境にあるのはとても恵まれていることだと思いますし、心から感謝しています。
1noteの活動は、家族の協力と理解がなければできないことです。作家活動と家族との時間のバランスを取りながら、これからもやっていけたらいいなと考えています。

作品についての想い

自分がもともとシンプルなものが好きなので、作るものも自然とシンプルなデザインのものが多くなりますね。シンプルなバッグだけに大きさや高さの少しの違いで雰囲気が変わってしまうので、どんなものを作るか考えるときには、そのあたりに時間をかけて形にしています。帆布の魅力は生地の質感や色味、日々使っても生地が丈夫でタフなところ。使いこんでいく人や環境によってバックにあたりがでてきたりして、だんだんバックにその人それぞれの味が出てくるところも魅力だと思います。自分が好きだなと思う形や色や大きさで、なおかつ使い勝手の良さを追求して制作しています。

バッグに入れるものの整理がしやすくなるよう、内側のポケットなど見えない部分に工夫をしているんです。どんな服装に合わせても、ワンポイントになってくれるようなバックや小物作りをこれからもしていきたいと思っています。

今後のこと

県内外問わず、色々なイベントに出展するなどして、たくさんの方々に知ってもらえるような機会を作っていきたいですね。使っていただける方に喜んでいただきたいのはもちろんですが、作り手である自分自身がワクワクするようなものを、細く長く作り続けていきたいと考えています。今は帆布バックメインで作っていますが、これからまた考えていることもあり、帆布生地以外でもその時々にいいなと思ったものを取り入れて、形にしていきたいと思っています。大きな夢ですが、小さいアトリエ兼お店を開くことも目標にしています。そのためにも、常に向上心を持って日々制作していきたいですね。

1note

TANOKURAレポーターの感想

言葉をまとめるのは苦手で…とおっしゃっていた1noteさんですが、いただいた言葉はとても丁寧で実直なものでした。それは1noteさんの作るバッグととても雰囲気が似ていて、演奏されていたという音楽までも想像できるほどです。シンプルだけどこだわりがある…1noteさんが生み出すモノはカタチが違ってもすべて、そういうものなのでしょうね。

ライター:tomoko