こんにちは。TANOKURA編集部です。
家づくりをしようと思ったとき、ほかの方がどんなふうに作っているのか気になりませんか?これからおうちを建てる方も、いつかはおうちが欲しいと憧れがある方も、一緒に家づくりのひみつをのぞいてみましょう!
今回ご紹介するのは、TOCORONで建てた宇都宮市にあるNさん家です。
もくじ
おうちデータ
家を持つきっかけ
結婚当初から、自然といつかは家を建てたいと思っていましたが、本格的に考えはじめたのは、娘が生まれてからです。当時1LDKのアパートに暮らしていたので、「こんな狭い家では子育てができない」と思ったこと、また娘が暑がりで、冷房をつけていても夜中に何度も起きてしまうことから、広くて温熱環境のよい家で子育てをしたいと思うようになったのがきっかけです。
購入を考えはじめたのはどなた?
「こんな狭い家では子育てができない」と口にしたのは私ですが、広いアパートに引っ越すのももったいないよね、家を建てよう、と決めたのは夫と話し合ってですね。
なぜこの工務店に決めたか
夫が住宅設備の会社に勤めているので、仕事の延長でいろいろな建築会社から家づくりのアドバイスをもらっていました。私たちが大切にしたい家づくりの条件が、快適な温熱環境、北欧風のインテリア、木をふんだんに使うこと、の3つだと分かったところ、他県の建築会社からTOCORONさんを紹介されました。
モデルハウスを訪れた際、心地よい空気と木の香りに惹かれました。TOCORONさんのお二人、要望を丁寧に聞いてくれる愛子さんと、感覚を共有してくれる田所さんとの出会いで、ここなら理想の家が建てられると確信し、決めました。
もう1度建てるならどんな家?
もし予算も土地も、何の制約もないとしたら、次は平屋がいいかもしれませんね。今回は限られた土地に高さのある建物になったので、広い土地に平屋がいいですね。今は全く問題ないですが、70~80代になったときは階段がつらくなるかもしれないので。ないものねだりですね(笑)
これから家を建てる人へのメッセージ
私たちの場合は、私は北欧風のインテリアが得意な建築会社、夫は住宅性能にこだわる建築会社というのを理想にしていましたが、TOCORONさんはその両方を兼ね備えている会社でした。でもそのうえで外せなかったのは、担当者との相性です。田所さん、愛子さんときちんと話して「この人たちならお願いできる」と思えてから決めて本当によかったので、担当者と相性が合いそうかはぜひ見極めるべきだと思います。
正解ポイント
壁付けキッチンで広々と
愛子さんは、コンパクトな空間でも広々と感じられるように、壁付けキッチンと造作カウンターを提案してくれました。L字型のキッチンだったら、こんなに広々とはならなかったと思います。
パントリーや家電置き場もほしいとリクエストしたら、動線の邪魔にならないように、奥に冷蔵庫置き場、家電棚、パントリーを作ってくれました。料理が大好きなので、ゆったりとしたキッチンを設計してもらって大正解です!!
ドラマティックな玄関ホールを
1階は個室だけなので、ドア・ドア・階段、と閉塞感を感じる空間になってもおかしくなかったのですが、そうならないように愛子さんがとてもいい感じに設計をしてくれました。玄関ホールをゆったりととって、階段下もオープンにして広々と。かわいいペンダントライトを選んだので、家に帰ってきてまずはほっとできるような空間になりました。
カーテンで仕切ったファミリークロークには、宅配のボックスなどをさっと隠せるスペースもあり、重宝しています。
脱衣室のすぐ横にバルコニー
玄関の軒を兼ねているわが家のバルコニーは、洗面脱衣室から直結しています。洗濯物を干すのにとても便利だし、夏はビニールプールを置いて、子どもの水遊びに最適でした。壁を高くしてもらったので、外からの視線を気にすることなく、洗濯物も干せるし子どもも遊べます。そしてプールから上がってそのまますぐにお風呂に入れられるのも最高です。
失敗ポイント
物干しの位置が難しい
室内干し用の物干し竿を、LDKからトイレと洗面に向かう廊下に設置してもらったのですが、たくさん干すと、洗濯物をよけながらトイレに行かないといけないのが、ちょっと不便かもしれません。田所さんが小屋裏にも室内干しを設置してはどうか?と提案してくれましたが、洗濯機から近いここは干すのがとても楽なのですよね。難しい…。
お風呂の排水の音がちょっと気になるかな?
あえて言うなら…なのですが、1階にいて、誰かがお風呂に入っていると、排水音がわりとよく聞こえます。これは住むまで気がつきませんでしたが、音が気になる方は、配水管の通り道を収納の中にするとか、吸音材を入れるとか、なにか工夫をされたほうがいいかもしれませんね。
こだわりポイント
断熱はグレードアップ!
住宅性能はあとから変更することができないので、建てるときに断熱材をグレードアップして、二重にしてもらいました。多分マニアックすぎて、住宅関係の仕事をしている夫にしか分からないのですが(笑)、屋根の防水シートも最高級のものに変更してもらいました。夫は、仕事柄たくさん知識を持っていたので、そのなかでこだわれるところはこだわったという感じですね。
出し入れしやすいキッチンカウンター下収納
キッチンのカウンター下収納は、愛子さんの工夫がたくさん詰まっています。ダイニング側の食器棚は、キッチン側はオープンになっていて、ダイニング側には扉がついています。両方から取れるというのはとても便利ですね。
リビング側の棚はオープン棚と扉付きの棚両方を作ってもらって、リビング小物を収納しています。リビングの細々したものをまとめて収納できるので大活躍しています。
北欧風インテリアを黒でピリッと
もともと北欧風インテリアが好きだったので、木を使った、温かみのあるインテリアがいいなと思っていました。そこにアクセントとして黒のアイアンを取り入れることで、シンプルながらも引き締まった印象の空間になったと思います。
TOCORONさんは造作家具が得意なので、いろいろリクエストをして作ってもらいました。家具屋さんに作ってもらったトイレットペーパーホルダーもお気に入りです。
ライターズボイス
N様ご夫妻の家づくりは、住宅業界にいらっしゃるご主人がしっかりと情報を集め、自分たちが望む家をはっきりさせてから、理想をかなえてくれそうなTOCORONさんにたどり着かれたというプロセスが、とても印象的でした。
限られた土地でも工夫を凝らし、快適な住環境と美しいインテリアを両立させたTOCORONさんの設計力が光ります。「お客様と一緒に作品を作る」という心意気で家づくりに携わっていらっしゃるTOCORONさんにとっても、N様ご夫妻は理想のお客様だったのだろうなと感じました。
栃木の工務店/TOCORON
TOCORON
栃木県宇都宮市江曽島町1394-39
TEL:028-688-8217
https://www.tocoron.com