こんにちは!TANOKURAレポーターのyumiです。
寒い季節も暑い季節も、身近にある日本茶。ペットボトルで気軽に飲めるので、毎日飲んでいる方も多いのではないでしょうか?今回は、さらにステップアップして、自宅でおいしく日本茶を飲むためのコツをご紹介します。日本茶を改めて学んで、ステキ女子になっちゃいましょう!
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使い分けたい、3つのお茶
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とてもなじみ深い、ほうじ茶。あまり耳にしたことがない、かりがね。高級なイメージの、玉露。この3つの特徴を知って、使い分けを覚えたらわかりやすいかも!特徴をお伝えいたしましょう。
いつでもだれでも飲みやすい!ほうじ茶
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とても日常になじみ深いほうじ茶は、文字通り煎茶などを焙じた(焙煎した)もの。香ばしく、苦みや渋みがほとんどないので飲みやすいのが特徴です。お食事時にも合いますね。
焙じることでカフェインがとても少なくなるので、年配の方やお子さんでも安心して飲めますし、夜でも気にせずいただけます。それでいてカテキンやビタミンCなどは含まれているので、いいことづくめ!
たっぷりの茶葉に熱いお湯(90度)を一気に注ぎ入れて、30秒から1分の蒸らし時間で淹れるのがコツです。
ぜひ知って使いこなしたい!かりがね
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かりがね(煎茶)は、製茶の過程のなかで、葉・茎・粉などにおおきく分けられる時に「茎」になる部分を使ったお茶。茎茶ともよばれますが、京都ではかりがねと呼ばれることが多いようです。
玉露のような品の良さがありながら、お値段はお手頃。淹れたお茶の色を見てもわかるように、玉露のように澄んだ緑色です。それでいて満足できる旨味と甘みがあるので、普段使いにぜひおすすめしたいお茶です!淹れ方は80度から90度のお湯で1分程度の蒸らし時間。この後ご紹介する、水で淹れる冷茶にもおすすめの茶葉です。
最高のおもてなしに、玉露
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「玉露」と聞けば、お茶をよく知らなくても「高級」なイメージですが、そもそも栽培の方法から違います。手間をかけた分、価格も割高ではありますが、その差を納得させる味わいを堪能できます。旨味、甘みを十分に引き出し、特徴でもある淡く澄んだ色に淹れるには、お湯の温度と抽出時間をしっかり守って。(お湯の温度は50度。抽出時間は2分から2分30秒)。そして急須から注ぐ時は最後の一滴を大切に!
品の良い干菓子などとともに、お茶そのものをゆったり楽しみたい時にぜひ味わってくださいね。
目にも涼やかなおもてなし。冷茶の淹れ方
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お茶の道具を用意します。水で冷茶を淹れる方法なので、用意するのはお湯ではなくお水。お湯で淹れて氷で冷ますより手軽だし、お茶のおいしさを楽しめますよ!
道具
急須(茶こしが急須の上のほうに浮いているタイプの場合は外して使うことをおすすめします)
茶こし
茶さじ
茶葉
お水
砂時計(あれば雰囲気がでます)
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淹れ方の手順
①茶葉を適量、急須にいれる。(茶さじ2杯)
②お水を注ぐ。(2杯分なら、120ccくらい)
③3分待って(お湯で淹れるより長め)、時計回りに3回くらいまわす。
④茶こしを使って交互に注ぐ。
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お茶と楽しむお菓子
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お茶を飲むのは、なんといっても一息つきたい休憩のとき。そんなときはお茶うけも一緒にいただきたいですね!撮影をしたのが6月だったので、用意した和菓子には紫陽花のデザインのものがありました。こんなふうに、季節感は洋菓子よりもより豊かで、目にも楽しませてもらえる和菓子。ぜひ、お気に入りの和菓子やさんを見つけて、季節によって楽しんではいかがですか?
また、かしこまった和菓子でなくても、醤油のきいたおせんべいがおいしかったり、意外とチーズケーキと相性がよかったりします。昔からいちばん身近にあったお茶だからこそ、私たちの暮らしのいろんなシーンに合うのかもしれませんね。
みなさんのおうちにも、なにかしらお茶っ葉があるはず!なんとなくの淹れ方ではなくて、ちゃんと淹れてみたら、きっと今までよりおいしいお茶がはいります。何度か淹れて、マスターして、いつでもさっとおいしいお茶を淹れられるようになったら、ちょっと自慢できる気がします。みなさんもぜひ、まずは一杯、淹れてみてくださいね。
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