こんにちは!TANOKURA編集部です。
家づくりをしようと思ったとき、ほかの方がどんなふうに作っているのか気になりませんか?これからおうちを建てる方も、いつかおうちが欲しいと憧れがある方も、一緒に家づくりのひみつをのぞいてみましょう!
今回は、自然に囲まれた土地で、生活の周辺にあるものをいとおしみながら暮らすIさんのおうちを取材しました。Iさんのおうちを建てた君島建築の君島順子さんのお話を聞いていると、もののそろえ方、ちょっとした自分らしさをプラスすることなど、生活がより楽しく豊かになる工夫が会話の端々から感じられました。本当に好きなものだけに囲まれて過ごす暮らしを、君島順子さんのインタビューとともにお届けします。
少しずつ、大切に
このお宅は、来るたびに、少しずつ新しいものが増えているの。椅子とか、飾ってあるものとか…。Iさんが、家にあるものを「この子」って呼んでいるのに気づきました?小さなものでもひとつずつ、ものを大切にしているから、自然とそう呼ぶのでしょうね。そういうの、私はすっごくいいと思う。
食器の好みもIさんと似ているの。セットで一度に買うのではなくて、いろいろな形、色のものをちょっとずつそろえていくのが楽しいんですよね。ほら…こうやっていくつか取り出してみたら手作りっぽくて、絵柄がないものだったら、統一感を感じるでしょう?どんな料理にも合うし、好きな基準があれば雰囲気は似てくるのです。
ちょっとだけプラスする
秋と言えば、やっぱり栗ご飯。栗ご飯を炊こうと思ったら、栗の木があるお客さんの家や、山のなかにある現場に拾いに行くの。ちょっと面倒だなぁと思いながら下ごしらえをするのだけれど(笑)、食べる人がおいしいって言ってくれたらうれしいから作っちゃう。
私の料理を褒めてくれる人もいるけれど…面倒なことはしないし、思いつきで作っているだけ。例えばホワイトソースにちょっとだけマスタードを入れるとか、ドレッシングに飽きてきたらカレー粉を入れるとか。「ちょっと試してみる」というのは常にやっているかもしれないですね。
調和のとれた食器があるだけで、食事が一段と楽しくなりそう。温かみのあるろうそくの灯りが似合うおうちでした。家は、建物はもちろん、なかでどう過ごしていくのかを考えることで、生活がより豊かになっていくのでしょうね。暮らし方まで相談できる信頼できる工務店さんの存在は大きいと思いました。
TANOKURA vol.37でも、このおうちをご紹介しています。冊子をぜひ手に取って、ご覧ください。
次回も同じおうちのお話が続きますので、お楽しみに。
君島建築有限会社
栃木県宇都宮市越戸1-9-33
028-661-0502
https://kimi-ken.com/
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