こんにちは、TANOKURA編集部です。
TANOKURAでは、オリジナルグッズ第2弾としてドーナツを制作中!私たちの「好き」を詰め込んで作ったドーナツは、なんと、4月20日開催のTANOKURA100人展 TOCHIGI vol.24 で販売します。何回もドーナツについてのミーティング、通称「ドーナツ会議」を行なった私たち。webではそんなドーナツづくりの日々をご紹介していきます。
前回、さまざまな試作ドーナツを食べて完成が近づいたTANOKURAオリジナルドーナツ。vol.3では、自分たちでも試作をし、トッピングまでしっかりと決めていく様子をお届けします。

もくじ
いよいよ完成?
ぎりぎりまでこだわりゴールはもうすぐ

前回試作品を食べに食べて決まった味はこちらでした。
揚げドーナツ
ふわふわもっちりの揚げドーナツ生地×なめらかカスタードクリームにレモン果汁とレモンの皮入り
焼きドーナツ
紅茶生地×ルビーチョコとブルーベリー
チェダーチーズ生地×黒胡椒
ナッツ入りプレーン生地×ビターチョコ
カフェfu+のオーナー安藤千江美さんに引き続きご協力いただき、ほぼほぼ完成形のドーナツを試食します。まずは焼ドーナツの3種類から。安藤さんは今回も少しずつ味や素材を変えて用意してくれていました。「プロってすごい…」とスタッフ一同感謝しきりです。

こちらは紅茶味の焼きドーナツ。左がルビーチョコレートだけをかけたもの、右がブルーベリーパウダー入りルビーチョコレートをかけたものです。ピンクの色の出方が、ブルーベリー入りのほうが少し大人っぽい色なのがわかるでしょうか。

食べてみると、紅茶がふわっと香ります。ルビーチョコだけだと少しインパクトが弱いかも。ブルーベリーの入ったほうは、紅茶生地に負けないでちゃんとチョコレートも主張するのでバランスが良いです!紅茶とフル―ツは相性が良いですね。

チーズ味はプレーン生地にチェダーチーズを入れた生地に、黒胡椒をかけたもの。ややしょっぱめと、かなりしょっぱめを作ってくれました。

ややしょっぱめを食べたとたん、ほんのり甘い生地にチーズのしょっぱさがほどよくマッチしておいしい!と感激。これは何個でも食べられてしまいそうです。かなりしょっぱめは何口か食べていると辛すぎるかも。ややしょっぱめのドーナツで満場一致でした。

ビターチョコレート味は、チョコレートの味を重視してこだわりのおいしいチョコレートを使用。砕いたカシューナッツ、アーモンド、くるみが入った生地は、ほんのりした甘さのなかにナッツの香ばしさも感じます。ほんの少しチョコの苦味も感じる、大人のドーナツです。

表面の感じが少し違うのに気がつきましたか?チョコレートのかけ方が違うんです。つるんとした生地は、型にチョコレートを流し込み、その上からドーナツを入れてつけました。でこぼこしているほうは手でかけています。食べ比べると、でこぼこしているほうが、チョコの厚みによって味が変わるので食べていておもしろいことがわかりました。
これこそほおおばりたくなるドーナツ

見てください、この揚げドーナツ!丸くてふわっとしていてまさに理想の形です。これはほおばりたくなる!ぱくっとひと口かぶりつくと、ふんわりもっちり食感、レモンの酸味たっぷりのクリームが相まって一瞬で幸せな気持ちになりました。もう文句なしの私たちの理想のドーナツです。
レモンクリームはたっぷりのレモン果汁とレモンピールも入っていて、かなりレモンを感じます。ほんの少しレモンピールのほろ苦さを感じますがそれがまたおいしい。前回の試作ではクリームが少し固めでしたが、今回は柔らかさもばっちりでした。
ドーナツ作りにチャレンジ
チョコレートのかけ方にもこだわります
紅茶生地×ルビーチョコレートドーナツ
味が決まったところで、実際にドーナツ作りにチャレンジです。まずは紅茶生地にチョコレートをかけるところから。ルビーチョコレートにブルーベリーパウダーを混ぜていきます。

ルビーチョコのつるんとした感じがきれいなので、型にチョコレートを流し込んで均一に付く方法にしました。湯銭で溶かしたチョコレートを型に流し込みます。

ドーナツを入れてぎゅっと押しつけ、冷凍庫でチョコを冷やし固めます。
チョコが固まったら、型からはずします。つるんときれいなルビーチョコがかわいいです!
プレーンナッツ生地×ダークチョコレートドーナツ
ダークチョコレートドーナツはあえてでこぼこにチョコレートをかけて、チョコの厚みでチョコの濃さが変わる味の変化を楽しんでもらおうと思います。

湯銭でチョコレートを溶かしてドーナツにかけていきます。なるべく同じ厚さになるようにかけていきますが、意外と難しくて安藤さんにアドバイスしてもらいながら塗りました。

塗ったチョコがハート型になるミラクルがおきました!ドーナツ愛が伝わったのかも。チョコが固まらないうちにトッピングのピスタチオをパラパラ。

冷凍庫で冷やしてチョコを固めたらできあがり。ちゃんと作れてひと安心。そしてここで「ん?これ塩をかけたら塩チョコ味になっておいしいのでは」とひらめきました!
揚げドーナツはクリームの量が鍵
「中身のクリームの量がどのぐらいがちょうど良いかは、実際に入れてみて考えましょう」と安藤さん。ちょうど良いクリームの量をさぐるため、comiがクリーム注入にチャレンジします。

ドーナツに串を刺し、左右に動かして中を広げ、クリームの入る場所をつくります。
むにゅーっといれていたら入りきらないクリームがむにょっと出てきてしまいびっくり。はかったらクリームは30g入りました。「これだとずっしり感があるので入りすぎかも。あと穴の開け方が偏っていてクリームが偏ってる感じがする」とcomi。均一にクリームを入れるプロってすごいんですね。

別のドーナツ生地に20g入れて見て、クリーム量の違うドーナツができました。自立する姿がかわいらしいです。

いざ、ほおばります!まずは30g入りから。がぶっといくcomi。30gはやっぱり多いかも。20gぐらいが、うん、まさに理想のほおばり具合です。
実際に作ってみて、チョコの味つけや食感、揚げドーナツのクリーム量など、細かいところまで決めることができました。
編集部でも実食

作ったドーナツを編集部のみんなにも食べてもらいました。ドーナツについてひとつ一つ説明し「ふむふむ」とうなずくスタッフたち。

ひと口食べて「おいしい!」と絶賛。良かった!「作りたかった味になってる」「このレモンクリーム、ジャムにして食べたい」「時間がたってもおいしい」とあっという間に全部食べてしまいました。
みなさんに食べてもらうのが楽しみです。
