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広々キッチンで大満足の家(栃木の工務店 / 齋藤建設)

こんにちは。TANOKURA編集部です。

家づくりをしようと思ったとき、ほかの方がどんなふうに作っているのか気になりませんか?これからおうちを建てる方も、いつかはおうちが欲しいと憧れがある方も、一緒に家づくりのひみつをのぞいてみましょう!

今回ご紹介するのは、齋藤建設で建てた那須塩原市にあるけんちゃん家です。

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おうちデータ

好きなインテリアは?

昔からずっと、無垢の木の床や家具など、ナチュラルな感じが好きですね。なかでもシンプルですっきりとした、北欧のテイストに惹かれます。最近キャンドルにはまっていて、いろいろな形のキャンドルを集めています。冬の夜にキャンドルを灯したときの雰囲気がいいんですよ。あとは、植物を飾るのも好きですね。中でもカポックが好きで、リビングにふた鉢飾っています。

好きな雑貨屋さん・家具屋さん 生活雑貨Flange~フランジ~

参考にした雑誌 特になし

家を持つきっかけは?

結婚当初から「早く家を建てたいね」と二人で話していましたので、ゆくゆくはそのつもりでいました。具体的に動き始めたのは、母の弟にあたる伯父の家を見に行ってからですね。建ててから十数年建っているお宅だったのですが、本当に快適でびっくり!「こんな家に住みたい!」と強く思いました。両親が「早く建てて、ローンを早く終わりにしたほうが楽だよ」と、建てることを勧めてくれたのも、いいきっかけになりました。

購入を考え始めたのは誰?

私の実家の敷地内には家を建てられるスペースがあったので、私も主人も最初からそこに家を建てるつもりでいましたね(笑)。主人の職場は車で20~30分のところですし、私の職場はここからほど近いところにあります。土地を探す必要がなかったからこそ、家を建てようと思ったのかもしれません。

なぜ、その施工会社に決めたのか?

伯父の家を建てた工務店さんにお願いしました。こちらの希望をいろいろ聞いてくれたし、OBさんと交流できるイベントをたくさん開催していて、実際に建てた方のお話を聞けるのもポイントでした。このあたりは農業振興地域のため、家を建てられるようにするには様々な手続きや問題を解決する必要があったのですが、親身になって対処していただいたおかげで希望をかなえることができました。お願いして本当に良かったです!

お気に入りの場所は?

キッチンです。広々していて、ほんとに使い心地がいいんですよ!余計なモノはすべて見えなく出来るので、シンプルですっきりした状態を常に保てます。主人のお気に入りはリビング。吹き抜けの窓越しに、昼間は雲が流れたり光が差しているのを眺めながらお昼寝したり、夜は月を見ながら晩酌したり、と日々変わる景色を楽しんでいます。

もう1度家を建てるならどんな家にしますか?

最初に思い描いていた家は、実はもっと和テイストないわゆる和モダンなイメージの家だったんです。でも、これから新しい家族が増えたり、仕事が忙しくなること等を考えて、慌ただしい日々を快適に過ごすための、とてもシンプルで機能的な作りの家になりました。慌ただしさが一段落したら、この家とはまた違う、夫婦2人でのんびり落ち着ける和の家を、一から考えるのも悪くないと思います。

これから家を建てる人へのメッセージは?

何よりいろいろな家を実際に見るのが一番です。住宅展示場を回ってもいいですし、家を建てたお友達や親せきの方がいらっしゃれば、ぜひその方たちのお宅に伺って話を聞くといいですよ。特に、失敗談や検討したポイントを聞いたことは、とてもためになりました。検討するなかでいろいろ悩みも出てきますが、自分達だけで悩んでいても決まらないので、建てた方にアドバイスをもらったりするのもよいと思います。

正解ポイント

天井までの建て具で、広々と

この家は、ほとんどの建て具が床から天井までの背の高いものなんです。この大きい真っ白い建て具のおかげで、とてもすっきり広々としているように見えるんですよ。特に天井が高いわけではないのですが、来るお客様みなさんに「天井が高いねー」と言っていただけます。

キッチンの収納以外のドアは全て真っ白。建て具と壁が一体になってすっきりして見えますね。縦のラインが目の錯覚を生みだして天井を高く見せています。

凹になっている畳スペース

リビング和室と言えば、小上がりタイプが一般的ですが、我が家は一段へこんだ作りになっています。モノがいろいろ置いてあっても周りの床より低い位置になるので、あまり目立たなくていいですよ。子どもがごろごろしても転げ落ちたりしないし、このエリアから外にものが転がり出たりすることもないので、ものが散らからなくて、おススメです。

とりこんだ洗濯物の仮置き等、ちょっと置いておくのに重宝しそうですね。ただ、暗いと踏み外したりしないかちょっと心配…。慣れれば大丈夫なのかもしれませんが、段差に常夜灯などあるとより安心だと思います。

触らなくてよい水栓と連動する換気扇

シンクの水栓は、手をかざしただけで水が出るタッチレス水栓です。これ本当に便利ですよ!手が汚れていてもすぐ水が出せますし、水栓自体がとってもスタイリッシュ。換気扇もクッキングヒーターと連動していて、ヒーターを点けると換気扇のスイッチが入り、消すとしばらくしてから止まるようになっていて、点け忘れ・消し忘れがありません。

タッチレス水栓、いいですね!手が油でベタベタな時など、重宝しそうです。お料理が得意な奥様、使いやすくてオシャレな水栓と換気扇で、より快適にお料理できそうですね。

失敗ポイント

2階にトイレをつけたかった…

この家は、間取りや外観、住宅性能や家具・照明・インテリア等々を複数のプランから自分達の生活や土地に合ったものを選択するという方式で建てました。打合せ期間は短縮できましたが、間取りの変更ができないんです。寝室のある2階にトイレをつけられなかったのは心残りですね。

なるほど、間取りを決めるのに手間はかからないけど、カスタマイズは出来ないのは残念。でも一箇所なら掃除も一箇所で済むので、メンテナンスは楽ちんですよ!

シューズクロークの間口が狭い

シューズクローク、たくさんの靴がしまえるし、シンプルなところも気に入っているのですが、ちょっとだけ間口が狭いんです。大柄な人はきっと入るのが大変かも。見るからにちょっと窮屈そうに見えるので、あとほんのわずかでも、広かったらよかったのになーと思います。

確かに少し、棚の手前の空間が狭いかな?という印象を受けました。でも、靴はたくさん置けるので、玄関自体はとてもすっきり、広々としていていいですね。

ファンをどうやって掃除しようか悩み中

吹き抜けのシーリングファン、下からはどうやっても届かない高さについています。2階の窓から掃除ができると思っていたのですが、窓の開き方向が逆で、シーリングファンが掃除できないんです!いまのところはまだ掃除するほど汚れていないと思うのですが、いつかは絶対必要になると思うので、今から悩んでいます。

景色がよく見えるように窓をつけたら、シーリングファンの掃除がしづらくなってしまった!これは難しい問題ですね。なるべく手間のかからない掃除のやり方が見つかるといいですね!

コストダウンポイント

ゼロエネルギー住宅で毎月プラス

この家はゼロエネルギー住宅なんです。光熱費は全くかかっていません…というか毎月一万円弱のプラスが出ています。ゼロエネルギー住宅とするための初期投資はかかりますが、大体10年程で回収できる見込みなので、トータルで見れば大きなコストダウンになっていると思います。

およそ月2万円ぐらいかかる光熱費、1万円プラスだとしたらトータル3万円!ゼロエネルギー住宅ってすごいんですね。これから家を建てる方、ご検討されてはいかがでしょうか。

大容量なので、新しい収納家具は不要でした

大容量のキッチンクローゼットやウォークインクローゼットがあるおかげで、食器棚等の収納家具を新しく買う必要は全くありませんでした。キッチンクローゼットは全ての食器や食品のストックをいれてもまだまだゆとりがありますし、ウォークインクローゼットにはこれまで使っていたたんすを再利用して使っています。

この収納だけで、食器棚とパントリーの役割を果たせる十分な容量がありますね。ウォークインクローゼットも、3方向にポールがついていてまだまだたくさんの服を収納できそうです。

浮いたお金で光熱費を下げる工夫を

最初入れる予定だった便器は、タンクレスのとてもコンパクトなタイプで、かなり高価なものだったんです。そのグレードを下げて、浮いたお金で2階の子ども部屋にする予定の空きスペースと廊下を仕切る建具を入れてもらいました。ここを閉めると家全体の暖まる速度が違うんです!おかげで家の中、どこにいてもエアコン一台で暖かいんですよ。

当初はお部屋を使うことになってから建て具を入れる予定だったそうですが、仕切ることで余分な空間を温める必要がなくなり、光熱費を節約できています。建て具を入れて大正解ですね!

こだわりポイント

飾り棚にして、おしゃれに飾るスペースに

もともとのプランでは、ここはマガジンラックになっていたんですよ。でも、雑誌を見えるところに置くより雑貨を飾るスペースにしたほうがオシャレになるんじゃないかなと思って、飾り棚に変更していただきました。そうしたら、このコンクリート打ちっぱなし風壁紙を提案してくださったんです!おかげさまでより一層素敵になりました。

テキスタイルの額やグリーンの鉢をとても素敵にディスプレイされて、植物と雑貨の好きな奥様のセンスが光っています。雑誌を飾るより、柔らかな印象になりますね。

大容量のキッチンクローゼットで大助かり

キッチンの背面は、冷蔵庫のスペースを除いた全面がクローゼットになっています。扉3枚のうち一番左は炊飯器などの家電製品が使えるよう、手前に引き出せる台を大工さんに造作していただきました。真ん中の扉は食器スペース、右側はストック置き場として使っています。天井まで棚になっているので、本当にたくさん入りますよ!

真ん中の食器棚の部分は浅い棚板にして、棚の奥でも奥まり過ぎず、お皿が出しやすいようになっているそうです。逆に右側のストック置き場は目いっぱい深い棚板を使って、大容量の収納を実現しています。

収納はかがまなくても済む高さに

洗面所には鏡の裏に洗面所の幅を目一杯使った大容量の収納があり、そのおかげで洗面ボウルの下はすっきり。収納の上下に明かりとりの窓があって、とっても明るくて使いやすいんですよ。上置きタイプの洗面ボウル、個人的にすごく気に入ってます。

明かりとりの窓も収納と同じく横幅いっぱいについているので、全面に収納があっても圧迫感がなく、とてもすっきりしています。左右に動く大きな鏡も使い勝手がよさそうですね。

トイレを便利に使う工夫

トイレにはもともと飾り棚は付いていなかったのですが、ちょっとした雑貨を飾るスペースが欲しくてつけていただきました。両脇に小さいながら収納もつけることができたので、こまごましたものをしまうことができて重宝しています。トイレのドアのストッパーはマグネットで、いちいち手で引っ掛ける必要がなくて便利!おススメです。

トイレはトイレットペーパーのストック以外にも、いろいろなモノをしまっておきたいところ。小さくても収納のあるとないとでは大違いですよね。雑貨も飾れて一石二鳥です!

ライターズボイス

畑の中にちょこんと建っている小さな白い家。お料理の得意な奥様がお料理しやすく、お掃除の得意なご主人がより掃除しやすいように、コンパクトで機能的です。建つまでに時間がかかった分、この家での暮らしを楽しみたい。窓から見える、刻々と変化していく景色を眺める時間は、お2人にとって本当に贅沢な時間なのだろうなと思います。引っ越しして、初めて迎える春ですね。素敵な季節になりますように。

栃木の工務店 / 齋藤建設

株式会社 斎藤建設
栃木県那須塩原市下厚崎5-358
0287-63-3110
https://saiconst.jp/

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