こんにちは!TANOKURA編集部です。
2023年7月発行のTANOKURA vol.40の特集「宝物を探しに」では、栃木県内のすてきなインテリアショップ、古道具やアンティーク家具のお店に足を運びました。今回は、あこがれるけど実際は難しいよね…と思いがちな「アンティークを上手に暮らしに取り入れるコツ」について、ROOMSさんとSETT F.さんからお話を聞きました。今の暮らしにプラスするヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
お話を聞いたのは
ROOMS
ヨーロッパとインドのヴィンテージアイテムと日本の古道具の販売・メンテナンスのほか、オーダー家具の製作を行う
栃木県那須塩原市高砂町1-9
営業時間 12:00~18:00
定休日 不定休
TEL.0287-64-5650
https://www.rooms-ifs.com
Instagram @roomsifs
SETT F.
アンティーク、ヴィンテージを中心とした家具・雑貨の販売のほか、住宅および店舗の設計相談・インテリアコーディネートを行う
栃木県佐野市富士町232-1
営業時間 11:00~18:00
定休日 水曜日・第3木曜日
TEL.0283-21-0844
https://www.sett-furniture.com
Instagram @sett_fam
アンティーク家具を選ぶときのポイント
アンティーク選びは難しく考えずに、ショップをのぞいてみて、好きなもの・ときめいたもの・フィーリングが合ったものを選ぶのをおすすめします。まずは「家に置いてみたいな」と思うかどうか。いきなりアンティーク家具を買うのは躊躇してしまうなら、食器やグラスなど日常よく使うものから取り入れるのが近道ですね。「これでサラダ食べたらおいしいかな」とか、考えると楽しくなりますよね。
誰もが、自分が「これいいな」と思うものをちょこっとずつ身の回りに増やしたり置いたりしていきたいと思うもの。合うかどうかより「あなたの家だし自由でいい」ってぼくは思います。自己満足でもいいんじゃないでしょうか。
ただ、家具など大きいものを購入するときは注意が必要です。おしゃれなセレクトショップや雰囲気に惑わされず、メンテナンス性があるかどうかはチェックしてください。必要なときに修理ができないのでは困りますし、ものによってはとても高い買いものになりますので…。
ぼくは家具職人で「この古道具の雰囲気でもっとサイズ違いの机を作りたい」と言われれば一から作ることができますし、メンテナンスの大切さはお伝えしています。例えば、木のテーブルならねじれや反りが出ることがあるので乾燥対策は大切です。年に一回はオイルでお手入れしてあげればOK、エイジングの味わい深さも楽しんでほしいですね。
(ROOMSオーナー 川瀬さん)
アンティーク家具で取り入れやすいものは?
賃貸のひとり暮らしやカップルに人気なのが、小ぶりな照明。特にまるっこいミルクガラスの照明や雰囲気があるエナメルシェードはおすすめです。ひっかけシーリングの位置、ダイニングなら天井からテーブルまでの距離に合わせたコードカットもできますので、アパート住まいや初心者さんにも取り入れやすい選択ですね。
衣替えをするように気分を変えたいとき、アンティーク照明はその場の雰囲気を変えてくれる力があります。アンティークといってもなかの明かりは日本製のものに入れ替え、コードは新品に変更していますので、使い勝手もよいですよ。ぜひ気軽に取り入れてみてください。
(SETT F.家具担当 押山さん)
自分の暮らしになじませるためのコツ
すべてをアンティークにするとなると普段の生活に合わせにくいので、ポイントで使うご提案をすることが多いですね。例えば賃貸のひとり暮らしなら、照明・オブジェ・ビンテージのイスなど、既製品のなかにヴィンテージをポイントに置くことで、暮らしが豊かになりますよ。
もしこれから家を建てる予定で、アンティークを取り入れた住まいにしたいのであれば、建築予定の図面をお持ちいただくとより詳しいアドバイスができると思います。
ヴィンテージの建具や取っ手もあるので、こだわった家づくりをされたいとお考えなら、一度見ていただくと楽しいはずですよ。
(SETT F.オーナー 坂田さん )
アンティークを扱うショップのみなさんから、暮らしに合わせやすいアンティークのことや取り入れるときのコツを伺いました。自分がいいなと思うものを見つけたら、少しずつ、お部屋にお気に入りを増やしていきたいですね。
ご紹介したショップの様子は、TANOKURAvol.40で詳しくご紹介しています。ぜひTANOKURA設置店で手にとってチェックしてくださいね。