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整理収納のプロから学ぶ  夏の衣替えに役立つ冬物衣類のしまいかた

こんにちは!整理収納コンサルタント、かたづけこびとの堀中里香です。

今ひとつな天気が続き始めたら、衣替えのシーズン。夏バージョンに一新して、気分をスッキリさせましょう!冬物衣類をしまうときに大事なこと、知っていますか?

どこにあるかわかるようにしまうこと?かさばる衣類をうまく収納すること?

もちろんそれも大事だけれど、一番は、“しまっている間に傷まないように”しまうこと!

しまっている間に傷む原因は、カビと虫

傷む原因のひとつ目は、カビ。押し入れやクローゼットの奥で、いつの間にかカビが発生していたことはありませんか?

カビが発生する条件は、栄養、湿度、温度の3要素がそろうこと。目に見えない程度の汚れでも、カビにとっては格好の栄養になります。温度と湿度が高いところはカビにとって快適な場所。気温20℃~30℃、湿度70%以上で汚れがあると、カビが繁殖しやすくなるのです。

もう一つの原因は、虫。その代表は、カツオブシムシ類の幼虫です。発生条件は、なにより卵。カツオブシムシ類は5月~6月に羽化して成虫になります。成虫が洗濯物や花と一緒に家のなかに入り込み、卵を産みつけます。それがふ化して幼虫になり、衣類を食い荒らすのです。

逆に言えば、発生条件がそろわなければカビも虫も発生しないはず!そのためには、この4つをぜひとも実行してみましょう。

汚れを落としてからしまう

一度でも着た服は“必ず”洗濯やクリーニングをして、汚れを落としてからしまいましょう。服を着れば必ず汗やほこり、食べこぼしなどの汚れが付くもの。そのままにするとカビが繁殖する可能性大!たとえ見えなくても、嫌なにおいや傷みのもとになります。

また、汚れは幼虫も大好物。本来は食べないはずのポリエステルなどの化学繊維でも、汗や食べこぼしなどがついていれば幼虫にやられてしまいます。汚れを落とせば、カビからも幼虫からも守ることができます。衣装ケースやクローゼットも綺麗にしてから、しまってあげてくださいね。

乾かしてからしまう

湿気がこもった服をそのまま収納ケースに入れてしまうと、そのなかでカビてしまいます。長期間しまう場合は、天気のいい日に干してから。そうすれば、湿度を下げることができます。

クリーニングのビニールは、持ち主の元に戻るまでに汚さないためのもの。かぶせっぱなしだと湿気がこもってしまいます。クリーニングから戻ってきたら、ビニールを外して風に当ててください。干した服を取り込むときは、成虫がついていないか要確認!特に白い洗濯物につきやすいことが知られています。念のためはたいてから、取り込んでくださいね。

ゆとりをもってしまう

防虫剤を入れたのに虫に喰われた!という経験、ありませんか?それはきっと防虫剤が届かなかったから。服と服の間にゆとりがないと、防虫剤の成分は行き渡りません。

ゆとりを持ってしまうコツは、「来シーズンも着る服」をしまうこと。今シーズン着なかった服は、来シーズン着るかどうか考えてみて。今シーズン着なかった服を思い切って取り除いてみると、ゆとりをもってしまうことができるようになりますよ。防虫剤は収納のタイプと大きさに合わせたものを使ってくださいね。

定期的に換気する

せっかくきちんとしまっても、閉めっぱなしだと湿気がたまり、カビが生えるだけでなく虫にとっても居心地のいい場所になってしまいます。晴れた日には押し入れやクローゼットを開けて、空気を入れ替えましょう。扇風機で中に風を送るのもお勧めです。

選ぶなら並べて、決まっているならまとめて

冬物をきちんとしまうことができたら、夏物の出番。着ていく服を楽しみながらすんなり選べるように、配置を考えると使いやすくなります。わが家の棚収納では、上の段に帽子やスカーフ、真ん中の段にトップス、その下の段にボトムス、と身体の部位に合わせて置き場所を配置。組み合わせを直感的に考えられるように並べています。


また、わたしはジム用のスポーツウェアの組み合わせを決めています。組み合わせでまとめて収納しておけば、準備するときもそこから1組取り出すだけ。あっという間に支度が完了しますよ。


一度着ただけでは洗わない洋服たちは一時置き場を作って、いろいろなところに服が散らかるのを防いでいます。忘れたら困るマスクは、玄関に置き場所を作りました。玄関なら、忘れたときに靴を脱がずに取りに行くことができてらくちんです。こんなふうに、自分が楽になる洋服の管理方法をぜひ見つけてみてくださいね。

 

夏の衣替えに役立つポイント、いかがでしたか?お気に入りのコートもワンピースも、長く着てあげたいですよね。そのために必要なことは意外とシンプルだったりします。原因を取り除いてあげれば、ちゃんと結果はついてきますよ。

整理収納は、ひとそれぞれ。わたしならどうするか、を考えてみましょう。あなたが楽になる方法が、きっとあります。

 

堀中里香(ほりなか りか)
整理収納コンサルタント、防災備蓄収納マスタープランナー、防災士
「あなたのいえのかたづけこびと、そだてませんか」をモットーに、日常は整理収納、非常時は防災備蓄で、安全で安心な暮らしをサポートする。防災を考慮した整理収納サポートや、オンラインの整理収納×防災備蓄セミナーが好評。
ブログ『かたづけこびとのみつけかた』https://ameblo.jp/karikanariho/

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