こんにちは!TANOKURAレポーターのMayumiです。
前回のほろ酔いスイーツに続いて、どれだけお酒好きなのかと思われるかもしれませんが、今回はお酒とお料理の組み合わせをご紹介!あわせることでお料理のおいしさが際立ったり、お酒もまた違ったおいしさが味わえたりしますよね。おいしい地酒が飲めるらしいよ、という耳寄り情報をもとに、編集部が発行しているフリーマガジン「TANOKURA」の取材でもお世話になった「炭火やきとり HACHIRO」さんにおじゃましました。
モダンな黒暖簾と三枚引き戸が目印
入り口の引き戸を開けるとすぐに、L字型のカウンター席。通り沿いは立ち飲みスペースになっていました。椅子席に座って、まず頼んだのは大好きなレバー!席の目の前の焼き場で調理している様子も楽しみつつ、メニューをチェック。その名の通り炭火やきとりがメインのお店ですが、メニューには豚串も。聞けば、北海道では豚肉を使うのも当たり前なのだとか。やきとりのほかにもラム肉や北海道風おでんなど、北海道にご縁がある店主さんならではのメニューがそろっています。
さて、お料理に合わせるお酒はなににしようかな…事前情報の地酒を堪能したい!ということで、「この料理にあうおいしい日本酒をください」とお任せスタイルでオーダー。おいしいといっても個人の好みにもよるので、だいぶ無茶振りをしてしまったのですが、そんなわがままにも快く応えてくださいました。「このお酒は燗すると黄色みが強くなって、飲みやすくもなるんですよ」なんて、スタッフさんから酒燗器用の温度計を見せてもらいながら教えてもらったり。道具や計器を見るのが好きなので、それだけでも楽しい(笑)
ちょうどこの日は「しもつかれ」がありますよ、ということでこちらもチャレンジ。最近ようやく、しもつかれのおいしさがわかるようになったのです。せっかくだからと一緒に出してくださったのは、鰯モチーフのスプーン!縁起が良い感じがしますね。しもつかれは店主が名人から教わったレシピで、必ず鮭を焼くことと良い酒粕を使うことがコツなのですって。くさみも全くなくておいしい…一緒にいただいたお酒は、しもつかれに使われている酒粕と同じ酒蔵のもの。相性ぴったりで、それはお酒も進んでしまいますよね。
活性にごり酒というのも初めていただきました。火入れしないので酵母菌が生きているため、瓶内でも発酵が進み炭酸ガスが充満するので、気をつけないと開栓時に噴き出すそう。冷蔵庫のなかで蓋が行方不明になっていることもあると聞いて、笑ってしまいました。上澄みだけのものと混ぜたものとの飲み比べも楽しかったです。
おいしいものを食べながらおいしい日本酒をいただく…それだけでも十分幸せなのですが、カウンター席での醍醐味は店主さんとのおしゃべりでもあったり。お料理やお酒はもちろん、恋愛から科学、音楽、映画とお話の引き出しが幅広い!そんなおしゃべりのなかでお聞きした、蔵元推奨の山廃モヒートはぜひ試してみたいです!生酒だからこそ、の味わいだそう。夏が待ち遠しくなります。
居合わせた常連さんからもお気に入りのメニューやおいしいお蕎麦屋さんを教えてもらったり、そんな会話もお酒の肴になるとっても居心地が良い空間。シメの絶品オムライスをいただきながら、今度はレバーペーストも食べたいなー、なんてもう次に伺うことを考えていました。
HACHIROさんのおいしいお酒たち
今回、私がお任せで選んでもらった日本酒は、こちらの8種類。
①澤姫 特別純米 しぼりたて生
②七水 純米吟醸 雄町55
③千禽 初槽 直汲み あらばしり
④姿 純米吟醸無濾過生原酒 愛山
⑤七水 Whiteホワイト2020 純米活性にごり 生原酒
⑥二世古 特別純米 彗星
⑦一番地 特別純米限定酒 生貯蔵
⑧鍋島 純米大吟醸
どれも個性豊かで、おいしくいただきました。このなかから4種類を、フリーマガジンTANOKURAvol.31(4月発行予定)にてHACHIROさんオススメのお料理とともにご紹介。まるでコース料理のように組み立てられた、日本酒とお料理のペアリングをお楽しみに。
そしてお店には日本酒だけでなく、栃木マイクロブルワリー製クラフトビールも種類豊富にそろっていました…HACHIROさんオリジナルのものもあるのだそう。ここで飲めるお酒を目当てに県外から通うお客様がいるのもわかります!
今回はお一人様を満喫した私ですが、2階はソファー席なのでお友達やご家族とのお食事にもおすすめですよ。皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。
店舗情報
炭火やきとり HACHIRO
宇都宮市二荒町1-6
028-666-6646
定休日:不定休
https://www.facebook.com/futara.hachiro.1