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古さは味方!良さを生かしたDIYリノベーション~床DIY編

こんにちは、夏目あやこです。

前回、壁についてのDIYをお話した、連載「古さは味方!良さを生かしたDIYリノベーション」。古くなってしまった壁を、ペンキで塗ったり、壁紙を貼ることで雰囲気を一新!見違えるほど明るい雰囲気になりました。

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2回目は、床のDIYについてお話します。DIYで使える床材は、DIYが広まってきたこともあり種類がとても増えました。テープで貼るだけ、組み合わせるだけ、など簡単なものもたくさんあります。今回は、お掃除がしやすく柄も豊富なクッションフロア(シート状の床材)を選びました。床を貼り変えると、印象がガラリと変わってきますよ。

古いおうちを楽しむためのDIYリノベーション2回目、ご紹介させてくださいね。

もとの床をはがすのは大変!

今回、3DKのうち、寝室として残す1部屋を除いて、すべてのお部屋の床を貼り替えました。ドアなどとの絡みもあり、元の床材をはがす必要がある場所もあったので、はがし始めましたが…。これが大変!時間がたってノリが劣化しているといえども、強力に接着されたクッションフロアをはがすのは容易ではなかったのです。急遽、男手も借りての大作業になりました。もし力が足りないときは、床材を小さくカットしながらはがすとやりやすいですよ。バールやスクレイパーで、残った裏紙などを削って落としたら終了です。みんなで協力してきれいにはがれたときの達成感は、たまりません!

ノリは扇形にきれいにのばす!

いよいよ、新しいクッションフロアを貼ります。
貼るときは専用のボンドを使いますが、狭い範囲ならクッションフロア用テープというものもあります。今回は面積が広いので、業務用のボンドを使うことにしました。くしごてで扇形にのばしながら、薄すぎず、厚すぎず、なるべくまんべんなく塗ります。この塗る作業が、かなり上腕のエクササイズになりますよ!

すぐに貼ってしまうとクッションフロアがよれたりしてしまうので、オープンタイムという待ち時間をきっちり取ります。オープンタイムが終わるころには、ちょっと重たい腕が達成感を感じさせてくれます。職人さんは本当にすごいな!と思う次第です。

貼るときは一カ所ずつきれいに

オープンタイムをしっかりと取ったら、いよいよ貼り合わせに入ります。
初心者は特に一気に貼るよりも、一列ずつのりを塗りながら施工するのがおすすめ。柄合わせをゆっくり確認しながらできるので、失敗が少ないと思います。
はみ出てしまったボンドは、早めにふき取りましょう。もしボンドが固まったあとにはみ出した部分を見つけた場合は、シールはがし材などを使うときれいにとれますよ。

全部屋同じ柄で広く見せる!

もともと畳だったリビングは、大工さんに作り変えてもらいました。キッチン、洋室、玄関とすべて同じクッションフロアをひいたことで、空間がつながって見えて広く感じます。
今回は、明るい色のヘリンボーン柄を選んだこともあり、もともと日当たりが良く明るかったこちらのお部屋が、さらに明るく開放的な印象になりました。

▲今回使ったヘリンボーンの床材
リリカラ クッションフロア 木目 ウッド 1.8mm厚 182cm巾
フレンチヘリンボーン LH81030~81031

 

壁を塗るよりも、少しだけ難しい床を貼る作業。それでも、床の色を明るくしただけで同じ空間でも明るく見えること、同じ床材を使うことで、ゆるく繋がって見えること。床のDIYはそれだけの達成感、変化を感じられます。

小さい場所からぜひやってみたらいかがでしょうか?

 

夏目あやこさん Profile

不動産会社、設計事務所勤務を経て結婚を機に茨城に移住。
一級建築士・宅地建物取引主任者
整理収納アドバイザー1級

現在は、夫・三姉妹と5人暮らし。
「暮らす」を「愉しむ」ことをモットーに、暮らしにまつわるアイディアを発信。
著書「なつめさんちの新しいけどなつかしいアンティークな部屋つくり」

http://natsumekan.blog.jp/

 

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