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手づくり作家インタビュー

手づくり作家インタビュー
2016.10.24UP!

海外を半年旅して見つけた自分の進む道
美味しい、好き、かわいいお菓子を軸に

2007年イベントでのお菓子販売をきっかけにコナトタワムレルとしての活動をスタート。出張販売、お菓子教室、カフェ勤務などを経て2012年から実店舗をオープン。体に優しい素材を使った、どこか懐かしく素朴な焼菓子が得意。

  • 2006 年/鹿沼の「アンリロ」にてデザートを担当

  • 2007年/「コナトタワムレル」として販売開始

  • 2009年/息子を出産

  • 2012年/御菓子屋コナトタワムレル店舗オープン

お菓子作家になるまで

小さいころから、家でのお菓子作りが趣味でした。
本屋でパートをしていた母が、売れなくなった分厚いお菓子レシピ全集を引き取って、私にプレゼントしてくれたことがきっかけでした。

しかし、それを職業にしたい、パティシエになりたいとは特に考えなかったんです。大学卒業後は外資系製薬会社に就職、薬の営業として忙しく働いていました。あるとき、自社製品のリコールを経験したときに、遠いどこかで誰かが作ったものを本当に自信を持っておススメできるのかと疑問を感じ、3年で退職することに。
 
その後、半年間海外を旅した経験から、自分で作ったものなら自信を持って人に売ることができるしどこでも生きていける、そして食べることは世界共通だから食の道に進もうと決意するに至りました。帰国後は鹿沼のアンリロのスタッフになり、デザートを担当。この2年間の経験とアンリロオーナーの協力のおかげでアンリロ在職中からコナトタワムレルとしての活動がスタートし、今につながっています。

仕事と暮らしと環境

主人と小学生の息子、犬と暮らしています。
以前は家事や育児との両立を考えて自宅の別棟に製菓用のキッチンを構え、そこで作ったお菓子をイベントに持っていったり、通信販売をしたり、お菓子教室を開いたりしていました。しかし、仕事としてしっかりと安定収入を得るならやはり実店舗が必要だなと感じ、義理の両親が持っていた空き家を借り、そこに店舗を作りました。家族の理解と協力があってこそ、こうやって店を持って好きなことを仕事にできていると感謝しています。
 
開店当初は仕事を増やしすぎて、朝早くから夜遅くまで店にいて、家事がだいぶおろそかになってしまったこともありましたが、今は、店にいるのは朝9時から夕方17時半まで、あとの時間は家族のために使うと決めて、その範囲内でできる仕事しか受けないようにしています。

作品についての想い

体に優しいお菓子を気軽に食べてもらいたい、というコンセプトでお菓子を作っています。
いくらオーガニック素材で手作りした無添加なお菓子でも、美味しくなければ意味がないし、素材や製法にこだわった結果お菓子の価格が高くなりすぎても、日常のおやつにはできないですよね。

美味しい・体に優しい・お手頃な価格、の3つをぜんぶバランスよく実現したいと考えています。地味な焼き菓子ばかりですが、一度食べるとまた食べたくなる、そんな味を目指しています。
店の内装も、気軽に買いに来ていただけるような雰囲気を出すため、あえてきっちりしすぎず、普通のおうちのようなレトロナチュラルな佇まいにしています。お店に見えなかった!と言われることもしばしばですが(笑)
 
あとは、自分の感じる「美味しい」や「好き」「可愛い」を軸にお菓子を作る、ということを大事にしています。お客様がそこに共感して「これ、私も好きです!」と言っていただける瞬間が一番うれしいです。

今後のこと

まずは今の店を10年続けることを目標にしています。
 
お菓子教室をやりたいな、通信販売をやりたいな、カフェも作りたいな、など活動の幅を広げたい気持ちもありますがまだ子供にも何かと時間を取られる時期なので、しばらくは週4日の店の営業と、家のこととのバランスをうまくとって、楽しく無理なく、続けていければいいなと思っています。
10周年のときにちょうど息子が中学生になるので、その頃には仕事の幅を広げる時間的余裕が出るのか否か、その時のライフスタイルに合わせて考えたいと思っています。

御菓子屋コナトタワムレル

店舗情報

  • 住所:栃木県宇都宮市八幡台7-23
    営業時間:11:00〜17:00   
    営業日:水~土曜  
    定休日:日・月・火曜(その他不定休あり)
    駐車場:店舗前に4台
    Tel・Fax:028-622-0181
    URL:http://konatawa.petit.cc/


TANOKURAレポーターの感想

今から6年前。第1回BonMarche100人展で初めて食べたコナタワさんのマフィン、素朴な味なのにとっても美味しい!と衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。前職や海外を旅する中で感じたことから、自分の進みたい道、提供したいモノを明確にされていかれたと知り、その奥深さにますますファンになりました。意志を持って自分のペースで進んで行かれる様子、とても素敵です!

ライター:tomoko