こんにちは、TANOKURA編集部です。
2025年1月に発行のTANOKURA home vol.46の特集は「家の中の神様」。地鎮祭や上棟式など、節目節目に神様にお祈りする私たち。今回、TANOKURA編集部では、福を招くおうちにするにはどうすれば良いか、おうちにいる神様への感謝の気持ちをどう表現するのが良いのかなどを、神主さんに取材してきました。取材の裏側を、ご紹介します!
神様は大らか?
お訪ねしたのは、真岡市にある大前恵比寿(おおさきえびす)神社の神主・久松さん。「神棚を置かないおうちも増えていますが、本当はあったほうが良いのでしょうか」と伺うと「あったほうが良いですが、絶対必要ではないですよ」。お札の飾り方を伺うと「東から南方面を向くように置くのが良いけれど、良い置き場所がなければ無理にその方向に置かなくても良いですよ」。いろいろお話を聞いていくと、絶対こうしなさい、ということがなくて、あれ?神様って結構ゆるいのでしょうか?
「神様はもっと大局的なことを見ているので、細かいことはあまり気にしないですよ」と久松さん。神様には失礼がないようにしなければ!と少し気負っていましたが、肩の力が抜けました。久松さんもとっても気さくな方で、ポケットから次々にお菓子を出してふるまってくださいました。
スタッフのみんなから借りてきた「福もの」も見てもらいました。「ほこりがたまらないように置いてあげてくださいね。せっかくの福ものも、買ってきて放ったままでは福が逃げてしまいますから」と久松さん。
おめでたいものいろいろ
お仕事でお祈りをする久松さんのあとに続いて、拝殿の中を見学させていただきました。大前恵比寿神社は、金運の神様を祭っています。県外からもご祈祷の依頼が来るそうですよ。
中にはなんだかおめでたそうなものがたくさんありました(拝殿に入るには拝観料が必要です)。もちろん神棚もあります。神棚にお供えするものは、お米、水、榊が基本で、なかでも一番大事なのはお米だそうです。おうちの神棚が小さくてすべて置けない場合は、お米をお供えするのが良さそうですね。
ご神水、鶴の泉。専用のペットボトルを購入して汲んで帰ることができます。飲んだり、神棚に捧げたり、おうちの前にまく人もいるそうです。
誌面用に「福もの」の写真撮影もしました。なかなか自立してくれないものがいたり、サイズによって並べ方を考えたり、ここじゃない場所が良いかな、などわいわいしながら撮影しました。
取材でうかがった神社でしたが、ご利益もいただいた気がします。家の中の神様を大切にするコツをうかがった、詳しい取材内容は、2025年1月発行のTANOKURA home vol.46をぜひ読んでみてくださいね。
取材協力:大前恵比寿神社
栃木県真岡市東郷943
https://ebisujinja.com