クラピアのギモン、クラピアのプロに聞いてみた！vol.2

だいぶ暖かく、春らしくなってきましたね。サクラの開花前線も少しずつ北上し、そろそろクラピアも活動を始めるころ。その前に、ギモンをなくしておきたい！かわいいクラピアのために、分からないところを確認したい！って思いますよね。

前回だけでは収まり切らなかったクラピアへのギモン達、はみ出した分もお伝えしたい！ということで、クラピアのギモン、クラピアのプロに聞いてみた！第二弾です。

クラピアを植える場所のギモン
追肥のギモン
エアレーションのギモン
クラピア育て隊

クラピアを植える場所のギモン

花壇の近くにクラピアを植えた場合、ほかの花に影響がありますか？

大丈夫！クラピアがほかの植物の成長を妨げたり、栄養を横取りしたりすることはありません。ただ、クラピアは乾燥した土地を好む植物。毎日お水をあげるような植物がそばにあると、調子が悪くなるかもしれません。そういう植物とは、少し距離を取って植えるようにしてください。

また、クラピアは草丈が低いので、草丈が高くなる植物のそばだと日が当たりづらくなり、成長が遅くなります。できるだけ日当たりを確保できるように、樹木や草丈の高い植物とは少し離して植えてあげてください。スペースを空けても、日照に問題がなければ自ずと樹木などの近くまで広がっていきます。

もともと日が差しにくい場所にクラピアを植えるときは、日の当たる場所より少し苗と苗の間隔を狭くして植えてあげましょう。そうすることで、日の当たる箇所も当たりづらい個所も、まんべんなく緑が広がるようになりますよ。

追肥のギモン

追肥をするのにちょうどいいタイミングを教えてください。

まずはクラピアを植えるときに肥料をしっかりあげましょう。そうすれば、一番栄養が必要な葉を広げる時期にしっかり栄養がいきわたります。葉が元気に広がり、すくすく成長している間は全く問題ありません。

たくさんお花が咲くと、養分をたくさん使います。葉っぱが立ってきたり、黄色くなってきたら栄養が足りていない証拠。そういう場所にはぜひ、追肥をしてあげましょう。

推奨肥料であれば、ペットボトルのキャップに5杯分/㎡ぐらい、パラパラまいてあげてください。肥料が葉の上に乗っていると葉が焼けてしまうのと、根っこから肥料の養分を取り込むことができないので、ホウキで落として土の上に肥料を落としてあげるのもポイント。仕上げにサーっとお水をまいてあげると、肥料がとけて全体にいきわたりますよ。

秋、まだ緑色が残っているうちに全体に追肥をすることをお礼肥えと呼びます。お礼肥えをするとクラピアが再び活性化し、休眠に入る時期が遅くなります。春の芽吹きを助ける働きもありますので、ぜひやってみてくださいね。

エアレーションのギモン

エアレーションをするとよい、と聞いたのですが…エアレーションってなんですか？

クラピアの上を歩いたり、子どもたちが遊ぶことによって、土がギュッとしまって空気の流れや水はけが悪くなります。そうなると、根っこで呼吸をしている植物たちは息がしづらくなってしまいます。それを防止するのが、エアレーションです。

エアレーションは、専用の器具を使って行います。

広いお庭なら、ローンスパイクがお勧めです。よく似たローンパンチという穴をあける器具もありますが、防草シートを使っている場合は穴をあけることができませんので、防草シートを使用しているお庭にはローンスパイクを使いましょう。靴に付けて使うタイプのローンスパイクは、粘土質だと刺さりにくいので注意が必要です。

穴をあけた後は全体に「川砂」を撒きます。レーキや熊手で広げながらクラピアの根元に「川砂」を落として、穴を埋めてください。

エアレーションを行う前に刈り込んでクラピアの厚みを抑えておくと、エアレーションがやりやすくなります。梅雨前に一度刈り込んで、エアレーションを行うのがおススメです。エアレーションを行うことで通気性や排水性があがり、病気やトラブルが起きにくくなりますので、ぜひ定期的に行ってあげてくださいね。