母娘の好みを詰め込んで気持ちよく暮らす家

こんにちは。TANOKURA編集部です。

家づくりをしようと思ったとき、ほかの方がどんなふうに作っているのか気になりませんか？これからおうちを建てる方も、いつかはおうちがほしいと憧れがある方も、一緒に家づくりのひみつをのぞいてみましょう！

今回見せていただいたのは、築40年以上になるおうちを、母娘の好みを詰め込んで気持ちよく暮らす家に建て替えたおうちです。TANOKURA vol.41でもご紹介しているこちらのおうち、誌面ではご紹介しきれなかったお話しとともにお伝えします。

建て替えを心を決めた矢先に
色や小物で思いきり楽しむ
玄関に階段があるメリット
思い出も一緒に引っ越す

建て替えを心を決めた矢先に

「母と二人で暮らしてきた築40年超の実家が老朽化したのをきっかけに、建て替えを決めました。そのまま住み続けるには大規模な改修工事が必要で、金額も大きかったんです。いっそ、新しい家に建て替えて母と二人で新しい暮らしを始めよう！と一大決心をしました」というO様。

ところが、いざ建て替えようと話を進めていくと、ここが市街化調整区域で建て替えが難しい土地だということがわかったのです。工務店さんによっては、建て替えは無理だからリフォームにしたらと勧められたそう。

「そんなとき、友人がイシハマホームさんで建てていたのを思い出して、とても良い工務店さんだと聞いていたので、ダメ元でお話しをしに行ったんです」。担当の成田さんは、業者さんと一緒に難しい土地の測量も根気良く続け、1年がかりで自宅を建てる許可を取り付けることができたそうです。「そのときの喜びは本当に言い表せないですね」（O様）。

建て替えや新築を検討したとき、土地の問題にあたることもあるようです。親身に相談にのってくれる工務店さんは貴重ですね。

色や小物で思いきり楽しむ

「私たち、ほとんどけんかをしないんです」と言うとおり、おうちの内装を決めるときも、母娘二人の意見がぶつからずすんなり決まっていったそうです。白を基調としたおうちには、お二人の好みや趣味がたっぷり詰まっています。

「白は汚れが目立つからと県外で暮らしている弟には反対されましたが、逆にすぐ汚れがわかるので掃除がしたくなるし、しやすいんです。実際に、この家に住み始めてから掃除の回数が増えました。それに、白は差し色が映えるので小物や家具でも思いっきり遊び心を取り入れられました」とO様。

緑色がお好きだというお母様の好みもあって、カーテンなど全体に緑色が差し色となっていました。トイレの壁紙も大胆な絵柄のものを選んで、ところどころに飾っている置物も楽しいものが目につきます。

玄関のライトや洗面のガラスボウルも、ネットで探していてひと目惚れしたものを取り寄せたそうです。気持ちが明るくなるような元気なものに囲まれていて、どのスペースに行っても楽しいですね。

玄関に階段があるメリット

「玄関を入ってすぐ真正面に階段があって、つくりが贅沢だってよく言われます。うちは間取りの関係でこうしたのですが、大きなおうちに多い配置らしいですね」。

イシハマホームさんに聞くと、リビングを通って2階に行くリビング階段が一時期は主流でしたが、玄関から2階に行ける階段も利点が多くおすすめだそうです。子どもが年頃になると、友人が遊びに来たときなど本人も友人も家族に会うのが気恥ずかしいことがありますが、この作りだとそのまま2階の部屋に行くことができます。また、家族の生活時間が違う場合、リビングで過ごす人の邪魔をせずに出入りができるのも利点。玄関ホールとして2階から光をたくさん取り入れて、玄関が明るくなる効果もあるそうです。