こんにちは、TANOKURA編集部です。
なんだか体調が優れない時、ちょっとした疲れや不調と向き合う時間は大切ですね。すぐに病気と決めつけないで、旬のものを摂ったり、毎日の習慣で元気を保ったり、おうち養生をしてみませんか。
フリーマガジンTANOKURAで連載中の「おうちの薬箱」では、藤沼有紀さんによる家庭で気軽に取り組める養生を紹介しています。今回は、食欲の秋、乾燥の秋の不調を和らげる、食べ物や過ごし方をお話しします。

もくじ
秋の身体を整える食べ物
はちみつ大根のレシピ

はちみつ大根のシロップは喉の炎症や痛みを抑え、咳を和らげてくれます。お湯割り、炭酸割り、お水割りのなどでドリンクとして飲むほか、そのままいただいてもいいですね。ヨーグルトにかけたり紅茶にいれてもおいしいです。(※1歳未満のお子様には与えないでください)
【材料】
・大根…適量
・はちみつ…適量
【作り方】
1.大根を1cm程度の角切りにする
2.大根を瓶などの保存容器に入れ、かぶるぐらいのはちみつを入れる。常温で数時間漬けるだけでシロップができあがります。
秋は肺を潤す白い食べ物を食べましょう
・辛い根のある食べ物
大根、生姜、ねぎ、玉ねぎ、自然薯
・キノコ類
・梨
・乾物
・レンコン
など
秋におすすめの飲み物
・コーレン(レンコン粉末)
・黒入り玄米茶
・ごぼう茶
・梅醤番茶
など
秋は乾燥が始まる季節です。秋の乾燥は呼吸器に影響があり、咳や喉の痛み、喘息、肌荒れ、便秘などのトラブルが増えます。肺を潤して乾燥対策をするには、白い食材を食べてみてください。白い食材には、肺や体、皮膚を潤す働きがあるといわれています。ひじきレンコンやキノコのおろしポン酢和えなどのお料理もおすすめです。梨はおいしいのでつい食べすぎてしまいますが、果物の糖質は身体を冷やしやすいので気をつけましょう。私は果物などを食べるとき、秋から冬はなるべく太陽が昇っている時間に食べるようにしています。
秋は軽い運動を取り入れるといいことがたくさん

軽い運動に、毎朝、朝日を浴びて深呼吸をしましょう。日にあたること、運動をすることでとてもいい効果がたくさんあります。
食べすぎた後はウォーキング
食後のウォーキングは血糖値の上昇を抑え、食事のカロリーを消費して体重増加や糖尿病の予防になります。食後30分〜1時間あけて、散歩程度のゆっくりペースで大丈夫です!10分〜15分程度でもいいですし、毎日じゃなく週末だけでもいいです。無理なく習慣化できるといいですね。
太陽を浴びて幸せホルモンを出しましょう
日光浴をすると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が促されます。秋は日照不足でセロトニンの分泌が減少しがち。幸せホルモンには満腹中枢を刺激して食べ過ぎを抑える働きもありますよ。
このほか、私が気をつけているのが好きな香りで足湯をして、下半身をなるべく温かくすること。レギンスとレッグウォーマーで足首を出さないように過ごしています。
教えてくれたのは

藤沼有紀さん
9才、5才、3才の三姉妹の母。ヨガレッスンや自然療法をお伝えしています。
Instagram:@tsukinowayoga_yuki