LIFESTYLE

手づくり作家インタビュー

2016.04.15

自分の手で、雑貨もインテリアも家も作る
それは暮らしを作っていくということ。

不動産会社、建築設計事務への勤務を経て、2006年結婚。3姉妹の母をしながら、編み物や木工を中心に作家活動をしている。自宅の新築を機に、お家を育てる暮らしを綴ったブログが書籍化。

  • 1977年 /千葉県出身
  • 2006年 /結婚を経て、茨城県に移住
  • 2009年 /ブランド green treasure*を設立
  • 2014年 /単行本を出版

雑貨アーティストになるまで

小さい頃からなんでも作っていました。かぎ針編みを小学2年生のころに母から教わり、それからビーズやミシン、あらゆるハンドメイドをやりましたが、いちばん続いたのが編み物。かぎ針編みは針一本と毛糸だけ持てばどこでもできるから手軽だったんですよね。

実は建築士の資格を持っていて、独身時代は建築関係の仕事をしていました。でも結婚・出産を機に専業主婦に。娘も生まれ、手づくりは相変わらず好きでしたが、次女がお腹にいる時にハンドメイドが好きなママ友達とイベントやりたいねって話になり、初めて売るために作りました。年子の娘2人を見ながら制作するにも、危険な道具もなく準備も楽な編み物は続けやすくて編み物をメインにしていましたが、今は編み物にとどまらずあらゆる雑貨を自分ならではの感性で作っています。

仕事と暮らしと環境

もともと自然や田舎が好きで、念願かなって田舎にお嫁に来て家を建てました。筑波山が眼前にそびえ、川が流れる、私にとっては最高の場所。現在小学2年生、小学1年生の年子の姉妹に加え、三女が生まれたばかりなので、イベント出展などはセーブしていますが、手づくりはもはや生活の一部なのでなにかしらは常に作っていますね。リビングの一角をアトリエにしているので、そこで隙間時間に制作することもありますし、子どもがお絵かきなどしている横でやることもあります。


取材を受ける時、イベントに出展する時などに、不可欠なのが夫や敷地内に同居している主人の両親の存在です。私の活動に理解を示してくれて子どもたちのことなど協力してくれるので本当に大助かり。ほんとうに家族あっての活動ですね。でも、気をつけていることは、手仕事の時間に没頭し過ぎないこと。1日の中で、朝のうちに家事を済ませ、娘達が帰ってくるまでの時間を制作の時間と決めています。三女が生まれてからはそれもままならないのですが、お昼寝した隙などに少しずつ、つくり進めることにしています。

作品についての想い

昔から少しレトロな雰囲気の服装が好きでした。雑貨もインテリアも、温かみのある古いものが好き。だからつくるものも自然と、そんな雰囲気のものが多いですね。編み物でも木工でもリメイクでも、さり気なくレトロで遊び心を忘れない、私らしい作品を作っていきたいです。

今後のこと

おうちをつくることは、暮らしをつくること。家族みんなでつくっていけたらと思っています。
暮らしを楽しくする簡単なアイディアなどをどんどん広めたい。自分で何かをつくったりできることってすごくうれしくて、それだけで暮らすことそのものがちょっと特別に感じることが出来ると思うんです。そんな気持ちをたくさんのひとに味わってもらいたいなって思っています。だから、お教室などでいろんなことを共有して行きたいし、落ち着いたらまたイベントなどにも参加して、雑貨アーティストとしての作品をみてもらう機会も設けたいですね。

あなたにオススメの記事