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手づくり作家インタビュー

手づくり作家インタビュー
2016.05.30UP!

そのときの夢中なもので、つくるものが変わる
大切な人に手作りすることがHAPPYだから

事務職へ就きWEBデザインを学ぶために退職、スクールに通う。PC関係の会社に再就職の後、フリーランスとなりデザインの経験を積む。この間にアクセサリー委託販売、スキーヤーズTシャツのデザイン・販売を経験。2010年よりLILLBY名義でモノづくりに取り組む。現在はポーセラーツのインストラクター資格取得に向けて勉強中。

  • 1977年/群馬県に生まれる

  • 2006年/結婚、栃木県に移住

  • 2010年/自身が主催の「苺市」を開催
        これを機にLILLBYで活動開始

  • 2013年/長男出産

ハンドメイド雑貨職人になるまで

私の母は群馬県太田市の地場産業であるニット製造の仕事に携わっていました。また、祖母も針仕事が好きでお手玉を作ってくれたり、浴衣やハンテンも仕立ててくれたりと、いつも身近に糸や布や鋏や針があったような気がします。そして興味を持ったものは、何でもやらせてもらえる環境でした。

自分が作りたいものは、その時に夢中になっているものに多大な影響を受けています。オシャレにいそしんでいたハタチ頃は、アクセサリー作りに夢中。クラブカルチャーやスキーにハマっていた時には、お揃いのTシャツをみんなで着たいからオリジナルデザインのものを!とか。今は子育てに夢中なので、息子の服やポーセラーツの食器づくりが中心です。だから、「○○作家」と一筋ではいかないようで…これからもライフスタイルの変化で、作っていくものも変化し続けるのかなと思います。

仕事と暮らしと環境

現在はWEBデザイナーとしてパート勤務をする傍ら、家事と育児のスキマ時間でモノづくりをしています。やりたいこと、つくりたいものは頭の中にいっぱいあるのに、時間が足りません。でもWEBデザインの仕事もOLの仕事を辞めてスクールに通ったほど、やりたかったことだし、私の中ではモノづくりの一部。いろいろと欲張りすぎているのかもしれません。
3歳になる息子にまだまだ手がかかりますが、主人も育児に協力的ですし、同居している義両親には、息子の面倒を見ていただいたり、イベント前の忙しい時期には夕飯の支度などは頼りっきりだったり、本当に助けていただいています。職場も、それぞれのプライベートを重視する社風で、仕事と趣味とを両立できる環境ではあります。
しかし、いろんなことをもっと効率よくこなすために、まずは暮らしを整えないと!と思っています。思考の整理、お部屋の整理、これからの課題です(笑)

作品についての想い

もっともっと「自分らしいモノ」をつくっていきたい、その想いで、試行錯誤を続けています。アクセサリーや服など、私が作ってきたものは、すべて独学です。昔に比べて、今はネットの普及やハウツー本もたくさん出ていて、オンラインショップで材料の入手も簡単になり、ハンドメイドの敷居が低く・間口が広くなっている気がしますね。誰でも簡単に作れるようになったことで、自分らしさを表現することが難しくなってきたのかな…と、思うこの頃です。

そんな時代の中、私は「色」での表現に、こだわりをもっています。作品が並んだときの彩りで、LILLBYの世界観が表現できたらいいな、と。また今後は、手作りのアナログな要素に、得意のデジタルをうまく融合した作品作りをしていきたいと思っています。それが出来るようになったら、LILLBYが、よりLILLBYらしくパワーアップできるんじゃないでしょうか。

今後のこと

まずは、ポーセラーツの資格を取って、自宅教室を開くのが目下の目標です。そのために、小さくてもいいのでマイホームを手に入れて、どなたでも気軽に来てくつろいで帰っていただける場所を作れたらな、と思っています。そこではポーセラーツに限らず、「子どもや、大切な誰かに手づくりをするのって、こんなにハッピーな気分になれるんだよ」っていうのを広めるための場にしたいんです。そして、そういう雰囲気を見て・触れて、息子にもいろいろなモノを創造できるようになってもらえたら何よりです。

私のこれまでの人生、節目節目で素敵な出会いがありました。「OLつまらない!デザインをやってみたい!」と嘆く私に「これからの時代はWEBデザインが来るんじゃない?」と背中を押してくれる友人の一言がありました。「ハンドメイドのイベント、出てみたい!それか・・・自分でやっちゃう?」となったのも、栃木に来て初めてできた友人の言葉がきっかけでした。これからも、そんな出会いが待っているかもしれません。「○○作家」と自分を定義せず、そのときの自分の気持ちに正直に、ハンドメイド雑貨職人、続けていきたいと思っています。

LILLBYさん

TANOKURAレポーターの感想

他の作家さんとの差別化、セルフブランディングを迫られる今の時代に、そのとき自分が何に夢中になっているかで作るものが変わっていく、と堂々とおっしゃる三ッ森さんの姿は、すがすがしく、かっこいい。WEBデザイナーという夢を一つ叶え、また、手作りすること自体に意味を見出してらっしゃるからなのでしょうね。

ライター:tomoko