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手づくり作家インタビュー

手づくり作家インタビュー
2016.08.08UP!

偶然の出会いで蘇った服作りへの想い
大切な1着になるように丁寧に仕立てる

高校時代に服飾の基礎を学び、洋裁・和裁の検定1級を取得。専門学校でデザイン、パターン、縫製の専門的な知識を学ぶ。カフェ勤務を経て2009年に結婚。洋服雑貨店のオリジナル商品の企画に携わったことをきっかけに再び裁縫を始め、現在1児の母をしながら作家活動をしている。

  • 2002年/文化服装学院 服装科 卒業

  • 2009年/結婚 1児の母となる

  • 2013年/kef(益子店)のオーナー様とオリジナル
         商品を作る

  • 2014年/mikkoとして作家活動スタート

大人服と子供服作家になるまで

小さい頃から作ることが好きで、今は亡きおばあちゃんから編み物や裁縫等いろいろ教えてもらっていました。高校・専門学校で服飾の専門的な知識を学んだものの、卒業後は他の仕事につき、ほとんど裁縫に関わることはしていませんでした。娘が通う幼稚園祭りに出店されていた洋服・雑貨店kefのオーナーさんとお話をする機会があり、2013年kefオリジナル商品を企画。リネンワンピースの縫製をさせていただきました。そのことがきっかけとなり専門学生時代の熱い想いが蘇り、現在、洋服作家として活動しています。

仕事と暮らしと環境

私が作家活動を始めたのは、子どもが幼稚園に通い始めてからなんです。毎朝、子どもと主人を見送って、家事を済ませた後、子どもが学校から帰ってくるまでの5~6時間、真剣にミシンに向かいます。正直、もう少しミシンに向かう時間が欲しいというのが本音ですが、忙しいから、という理由で育児をおろそかにしたくないので、子どもが帰宅してからは子どもと向き合う時間を優先させています。
 
今現在は、家族が使用するリビングにミシンを持ってきて、きりの良い所でミシンを片付けています。裁断やその他の作業もリビングで行っているので、使用する度に片付け、床掃除をする毎日なんです。来年完成予定のマイホームには、自分のアトリエも設ける予定なので、腰を据えて作業できるようになるかな、と楽しみにしています。

作品についての想い

Natural stance”をコンセプトに、気どらず、さりげないオシャレを楽しめるような、洋服と小物の製作をしています。シンプルなお洋服にストールや帽子などの小物使いで、いつもと少し違うけれど、さりげないオシャレを演出できたらいいな、というのがmikko風。イベントに出店した際に、この洋服にはこんな感じのアイテムの小物等プラスすると違った表情になりますよね、などと、自分なりにコーディネートの提案をしているのも、お客様にmikkoの服で、いろんなオシャレを楽しんでほしいからなんです。
 
私が作る服の特徴は、縫製の後、仕上げ洗い→乾燥を3~4回繰り返すという作業工程を取り入れていること。これは、縮みを防ぐ/生地の色落ちを落ち着かせる/生地の質感を馴染ませる/布のほつれや縫製の確認/糸の不始末等の確認、などのためにやっていることなんです。ご購入頂いたお客さまが今後、ご自宅でお洗濯をなさっても、購入時と同じ位の質感や色味・出来上がりであってほしいので、手間はかかりますが、この工程を組んでいます。
1つ1つ丁寧に「大切な1着になりますように」という想いを込めて制作しています。

今後のこと

布地の素材感へのこだわり、他ではあまり扱われない色味のもの布地を使うところなど、mikkoならではの感性と感覚、大切にしていきたいですね。手にとって見て下さるお客さまも素敵な色味ね、とお声掛け頂く事が多いんですよ。いいな、と思ってくださった色味や質感が、洗濯してもあまり変わらないように制作に時間をかけること。これはお客様の期待を裏切らないための、私の努力のカタチです。
 
2017年に我が家のマイホームが完成予定です。自分のアトリエを設ける予定なのですが、それは、主人からの素敵なプレゼントだと思っています。腰をすえて作業が出来るので、まだまだこれからもたくさんの方々が笑顔になれるような洋服作りを頑張っていくつもりです。

Mikkoさん

委託先店舗

TANOKURAレポーターの感想

ひとつの出会いをきっかけに、学生時代の服作りへの熱い想いが蘇って作家としての活動をするようになる...偶然とも必然とも思えるような素敵なエピソードですね。お客様が着続けた状態に販売する時点で近づけておく、というような影の努力が根強いファンを育てるのでしょうね。

ライター:tomoko